涼しくなって来るとスーパーや八百屋で見かけるようになるいちご。
可愛らしい見た目と甘い香りは魅力的ですよね。
真っ赤ないちごに練乳をかければ、美味しさも格別です。
実は、イチゴとは植物の‘果実’ではないことをご存知でしたか?
それでが、イチゴとは、どの様な構造の食べ物なのでしょうか。
詳しく紹介します。
食べている部分は何か
イチゴの果肉の部分というのは、おしべやめしべが膨らんで出来たものです。
そのため、イチゴの果実だと思われがちな部分は、植物として果実ではないのです。
イチゴの表面にある粒は、イチゴの種であると勘違いされがちです。
しかし、この粒こそがイチゴの果実です。
一般的な果物とは異なり、イチゴは果実が膨らまない形なのです。
イチゴのように、大部分を占めているものが果実の様になったものは‘偽果’と呼ばれます。
イチゴの構造、名前
イチゴの中心から順に、‘中心柱’、中が空洞化しているものもあります。
空洞は大きいイチゴによく見られます。
次に‘ずい’‘維管束’、イチゴの中の、白い部分を指します。
‘がく片’、ヘタの部分です。
そしてイチゴの赤は‘皮層’と呼ばれる部分です。
イチゴはデリケート
イチゴは柔らかく、力を入れて洗う事は出来ません。
そのため、ほとんど洗わずに食べることが多い果物ですよね。
やはり、農薬も気になります。最近では、可能な限り農薬を使用せずに育てている農家が増えています。
きれいな形のイチゴを栽培するためには、1つ1つ手作業で受粉をするという作業が必要なのです。
日ごろ何気なく口にする綺麗なイチゴは、農家の方々の努力で綺麗な形、構造となっていたのです。
まとめ
赤いイチゴを果実だと思いがちです。
構造に詳しくなくても、イチゴの美味しさは変わりません。
しかし、果実であると思われがちである部分ではなく、粒が果実だったのです。
綺麗で色鮮やかなイチゴを、一度観察してから食べてみてください。
イチゴの構造を知ってから食べると、イチゴの見方が変わるかも知れませんね。
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