いちごと言えば、春の果物と言うイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。
いちごの香りが漂うと、春の訪れを感じられます。
しかし、最近は冬の時期に目にすることが多い様な気がしませんか。
春の果物であったはずのいちごが、なぜ冬に出荷されるのでしょうか。
その理由をまとめました。
栽培方法や文化の変化
昔と異なり、現在ではハウス栽培が一般的となっています。
そのため、1年を通していちごの栽培が可能となった事は理由の1つです。
また、海外からの影響で食文化にも変化が起こりました。
スイーツやケーキなど、様々なデザートにいちごが使用されるようになったのです。
イベントにケーキが必要となり、出荷量にも影響しているという事です。
イベント時期に集中するいちごの出荷
特にクリスマスシーズンには、クリスマスケーキの需要に向けて大量に出荷されます。
11月ごろから出荷が始まるのです。
その量は、出荷量全体の7割以上とも言われています。
また、3月のひな祭りの時期に向けてケーキの材料として必要とされます。
以前は春の果物でしたが、現在は冬の果物に変わってきているのです。
冬のいちごは美味しい
気温の低い時期に出来たいちごと言うのは、糖度が高くなり甘いことも需要が高まった要因でしょう。
気温が低いことで、傷まずに届けられるという点からも、スーパーなどで並べられる理由となっています。
季節に合わせてハウス栽培されたいちごは、人工的に栽培時期をずらしているものです。
本来のいちごの甘さや酸味を存分に楽しむのであれば、やはり春に熟したいちごが良いでしょう。
味の違いはすぐに分かるのではないでしょうか。
まとめ
いちごが冬の時期に多くなる理由は、イベント事に欠かせない存在であったからなのです。
冬の時期に見かけるいちごは、熟す前の段階で冷蔵しておき、出荷前に温めて熟させてから出荷しています。
そのため、甘みが育つことがありません。
甘みが少なく酸味が強いことで、ケーキの材料としては最適であるとも言えますね。
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