イチゴの苗を作って実際に定植するときに重要と言われているポイントの一つが、花芽分化です。

ここでは花芽分化について、そして花芽分化と窒素との関係から肥料の管理にまで焦点を当ててお話ししていきます。

花芽分化のカギは窒素の量

イチゴ 花芽分化 窒素

まず花芽分化というのは、イチゴの苗が葉っぱを作る生長から花や実をつけるための生長に移行する転換点のことを指すと言われています。

つまり花芽分化が起こらなければ、開花や結実も不可能であるということだそうです。

イチゴの栽培は、まず苗作りがおおよそ6月頃から始まり、秋になったら花芽分化を顕微鏡で確認して苗の定植のタイミングを見極め、それから本格的に定植に進むと言われています。

尚、畑などへの定植には花芽分化を確認していることが前提であるとも言われています。

そして花芽分化を促進するためには、苗の体内中に含まれる窒素の量を減らす必要があると言われています。

 花芽分化を促す方法

上記の通り、イチゴの花芽分化には窒素を減少させる必要があると言われていますが、窒素というのは主にイチゴの肥料に含まれている成分のことを指すと言われています。

そして窒素は肥料としてどのような効果をもたらすのかという部分ですが、窒素は主に葉っぱの成長を促進させる効果があると言われています。

上記でもお話ししましたが、花芽分化とは葉っぱではなく花や実の生長に変わる転換点ということですので、花芽分化の時期には肥料を与えすぎないことが重要であると言われています。

窒素の多い肥料を与えすぎてしまうと、花芽分化が遅くなってしまい結果的に収穫期が遅れてしまうという事態に見舞われてしまうと言われています。

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窒素とその他の肥料の成分について

上記では肥料の成分の中では窒素に焦点を当ててお話ししましたが、肥料には窒素だけでなく、リン酸やカリウムなども含まれていると言われています。

ちなみにこの『窒素』、『リン酸』、『カリウム』が肥料の主な成分であると言われていて、特にリン酸は花や実をならせる効果が期待できると言われています。

そのため、もし育苗で肥料を使用する場合は、窒素よりもリン酸が多く配合された肥料を選ぶことが望ましいと言われています。

とはいえ、肥料の与えすぎは花芽分化の遅れだけでなく、病気が発生する原因にもなると言われていますので、基本的に肥料は少なめに調整することが重要とも言われています。

まとめ

花芽分化は案外見落とされがちな成長過程かもしれないと言われていますが、花芽分化のことを念頭に栽培するのとしないのとでは、結果は大きく変わってくるとも言われています。

良質なイチゴをたくさん収穫するためには、肥料の適切な使い方についてしっかりと心得ておくことが必要であると言われています。

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