いちごを栽培するには基本となる土壌作りが大事であると言われています。
しかし具体的に土壌作りというのはどのようなことをするべきなのかとお悩みの方もおられるかもしれません。
ここでは、主に土壌の消毒に焦点を当ててお話ししていきます。
土壌の消毒の必要性
まず、なぜ土壌の消毒が必要であるのかという部分についてお話しします。
畑などの土というのは通常空気(酸素)に直接触れているので、基本的には土壌自体は酸性になっていると言われています。
そして、その酸性になっている土壌には様々な細菌が棲みついていると言われ、中には病気の元となる細菌も存在すると言われています。
つまり、土壌を消毒しないままいちごの苗を植えてしまうと、病気にかかってしまうリスクが発生しやすいと言われているのです。
土壌還元消毒について
一般的によく知られている土壌の消毒方法の一つとして、土壌還元消毒という方法が挙げられると言われています。
土壌還元消毒というのは、文字通り土壌を還元することで消毒を行うという方法であると言われており、ここでの『還元』というのは、土壌に水を張って一旦田んぼの泥のような状態にするということを意味していると言われています。
土壌還元消毒を行うことで、土の中の酸素を減らすことができ、最終的には酸素を必要とする病原菌などを減らすことが可能であると言われています。
消毒の方法
では次に土壌還元消毒の具体的な方法をお話ししていきます。
消毒を行う際には、水やビニールシート、そして米ぬかが必要であると言われています。
ちなみに米ぬかは、かなりの数の病原菌を一気に減少させる効果があると言われています。
まず、畑の土にたくさん水を与えて灌水の状態を作りそこに米ぬかを混ぜ、そしてビニールシートで灌水した土の表面を覆うというやり方が一般的であると言われています。
そしてビニールシートを覆ったまま、だいたい2週間~4週間ほど放置することで、消毒は完了すると言われています。
まとめ
上記の通り、いちごの苗を植える前には土壌をしっかりと消毒することでいちごの病気を未然に防ぐことが可能であると言われています。
ここで面倒だと思って消毒を怠ってしまうと、後々大変な苦労をすることになる場合もあると言われています。
そして、一旦土の中に病原菌が棲みつくと連作障害にもつながると言われています。
連作障害というのは、まさに土壌の中に棲んでいる病原菌が元になっており、毎年同じ土壌に作物を植えても結局その土壌が原因で病気にかかってしまうという現象だと言われています。
とにかく来年、再来年以降のことまでしっかり考慮して、消毒など適切な対策をとることが重要であると言われています。
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