キウイは、「果物の王様」と呼ばれるほど栄養価が高い果物の1つだということは、よく耳にする話です。

美味しくて、健康に良いとなれば、毎日欠かさず食べているという人も少ないでしょう。

ですが、キウイを食べて異常を感じた人も中にはいる様で、次も同じ目に合うのではないかと不安になり、食べられなくなった人もいると聞きます。

その症状について調べてみます。

果物アレルギー

キウイ 予防 方法

①食物アレルギー

アレルギー症状を起こすアレルゲンはたくさんあります。

中でも食物アレルギーは、命を脅かす「アナフィラキシーショック」を起こす恐れさえある様です。

食物アレルギーでよく聞くのが、そば、小麦、卵、牛乳などですが、実は、食物アレルギーの約半数が「果物、野菜アレルギー」だというから驚きですね。

果物や野菜は、人の体にとって、なくてはならない栄養素がたくさん含まれ、「積極的に摂りましょう!」と推奨されているほどです。

②果物アレルギー(口腔アレルギー症候群)

果物アレルギーは、1種類の果物だけとは限らず、次々と受け継がれて、食べられなくなる果物の数が増えていく可能性があるといわれ始めている様です。

この様に次々と食べられなくなる果物の数が増えていくアレルギーを「連鎖型」と呼ぶ場合もあり、「知らずに果物を食べている内に、命に係わる状態になる可能性がある」とも警告している様です。

キウイのアレルゲン

①キウイアレルギーの症状:「口腔アレルギー症候群」と呼ばれ、症状が15分ほど続く

・キウイを食べたら喉がかゆい

・口の中がピリピリする

・口の周りや中が、ムズムズする

・舌がかゆくなる

・蕁麻疹が出る

・喉がヒリヒリする

・喉が詰まる感じ

・耳の奥がかゆい

・耳の奥に違和感(モッタリ感)がある

・(少し時間が経ってからの)肌荒れ

・・・など

※全身症状

・アナフィラキシーショック

果物アレルギーは、必ず現れるものではなく、「体調が影響している」ともいわれている様です。

また、わずかな症状なら気にも留めず、やり過ごしてしまう人もいるということですが、キウイは、食物アレルギーを起こしやすい果物に分類される様です。

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②症状の原因

・アクチニジンの影響

キウイに含まれるアクチニジンという消化酵素の影響で、たんぱく質が分解され過ぎることにより、口腔アレルギー症候群が現れるといわれています。

反対に「体に異常が現れず、口の中(喉当たりまで)にとどまっている」こと、「それは軽いことだ」ともいえるそうですが、本人にとっては、辛いでしょう。

体のどこかに甚大な異常が現れること、それがアナフィラキシーショックといわれるものの様です。

・花粉症との関連

キウイを食べて異常が現れる「果物アレルギー」は、花粉症と深いつながりがあるともいわれている様です。

調べによると、遺伝子レベルで「花粉」と「果物」の構造がよく似ているために、花粉で花粉症の症状が現れる人には、果物でも同じ様に果物アレルギーの症状が現れてしまうことがあるそうです。

「体が、間違って反応してしまうのだ」といわれています。

③キウイアレルギーの予防

キウイでアレルギー症状が現れるのであれば、キウイを食べないという選択肢もある様ですが、それでは好きな果物が1つ食べられないことになってしまいます。

そこで、何とかキウイを食べても、アレルギーが起こらない方法はないものでしょうか。

・キウイの種類を変える

アレルギー症状を引き起こす成分は、「アクチニジン」だといわれ、アクチニジンを多く含んでいるのは、グリーンキウイの方だと分かっています。

そこで、アクチニジンが少ないゴールドキウイに変えてみるのも選択肢の1つでしょう。

・火を通す

アレルギー症状を引き起こす成分の「アクチニジン」は、熱を通すことで、アレルギー症状を緩和できる可能性がある様です。

④キウイアレルギーを治す方法

花粉症と深いつながりがある様ですから、まずは、花粉症の治療をしましょう。

受診して、花粉症の治療をしながら、医師の指導の下、キウイを食べるのが良さそうです。

素人判断で、「大丈夫」を決め込んで、万が一にもアナフィラキシーショックを起こしては、大変なことになってしまいます。

まとめ

キウイを食べて異常が起こるのは、キウイアレルギー(口腔アレルギー症候群)のせいだと分かりました。

また、キウイアレルギーが、甚大な症状(アナフィラキシーショックなど)を引き起こし、命を脅かすこともあることも分かりました。

花粉症とは深いつながりがあり、花粉症の治療なくして、キウイのアレルギーを軽減することは、素人には難しい様に思います。

また、花粉症がなくても、キウイを食べて症状が出たら、次からは、注意深くなった方が良いと思いました。

一方、果物アレルギーがキウイをかわきりに、アレルギーを起こす果物の種類が増えていくこともあるということが分かり、油断ができないと思いました。

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