バナナといえば、昔は高級品でしたし、もっと大昔は薬とされていた時代もあるようですが、現在は安価で一年中食べられる果物となりました。

しかし近年、従来のバナナよりも 価格お高めのバナナを見かけるようになりましたね。

それは「高地栽培」と呼ばれる栽培方法のバナナのようです。

この高地栽培のバナナの違いについて。

高地栽培のバナナの大きな特徴

バナナ 高地栽培 違い

高地栽培とは、だいたい標高500メートル以上の山の高地で栽培されているものです。

高地栽培のバナナの大きな特徴は、従来のバナナに比べて甘みが強く濃厚な味です。

低地栽培と高地栽培の違い

従来のバナナは低地で栽培されているものが多く、バナナを多く栽培しているフィリピンのミンダナオ地方は、台風の被害が少なく、一年中バナナの栽培に適した気候の土地です。

バナナは昼の間に光合成によりバナナの成長に必要な栄養を作り出します。

低地では夜も暖かく、昼に作った栄養を夜も使って成長するため、収穫までの期間が10カ月くらいとなります。

対して、高地での栽培は、低地と違って夜は気温が下がります。

それによってバナナの夜の成長が止まり、昼に作った栄養を果実に蓄積させます。

そのため成長は低地に比べてゆっくりとなり、収穫までに12~13カ月くらいかかります。

高地栽培の昼夜の寒暖差が、低地との違いで、その寒暖差により高地栽培のバナナは果実に栄養が多く貯蓄されるため、低地栽培のバナナに比べて甘くもっちりとした食感のバナナになるようです。

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バナナの糖度

低地栽培のバナナは、18~20度くらい。

高地栽培のバナナは、22~25度くらい、もしくは25度以上のものもあるようです。

しっかり数字でも違いが出ていますね。

バナナの食べ頃と保存についてとまとめ

バナナの食べごろは、シュガースポットという茶色の斑点がバナナの黄色い皮に出た時が食べ頃です。

バナナは暖かいところにおいておくと、どんどん追熟されて食べごろになるのですが、13℃以下のところに長時間置いておくと追熟が止まって皮は黒くなります。

熟していない未熟な薄緑色の状態のバナナを冷やすと、追熟が止まって甘みは増えません。

しかも甘みが増えないまま皮は黒くなります。

ですからバナナを冷蔵庫に保存するのは、茶色い斑点が出てきてからにしましょう。

もしも食べ頃バナナを食べきれない時は、皮をむいて食べやすい大きさに切ってから、冷凍用のビニール袋などに平らに並べて冷凍庫に保存しましょう。

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