「人間とバナナの遺伝子成分の50%が同じ」という話を耳にしたことはありますか?
バナナは果物で美味しく食べられる子供のおやつや、栄養価の高い果物としてお馴染みですが、50%の遺伝子の成分が同じとは一体どういうことなのでしょうか。
今回は、人間とバナナの遺伝子成分についてご紹介します。

人間とバナナの共通点

バナナ 人間 遺伝子

人間とバナナの遺伝子の共通点は多々あります・・といっても、にわかには信じられませんよね。
まず見た目からも共通点は見いだせませんが、人間とバナナの共通点は細胞レベルでの話なのです。
人間とバナナはひとつの細胞に細胞核を持つ真核生物という大きな枠組で同じです。(細胞に細胞核を持たない生物は細菌)
また、遺伝子の本体である核酸にはDNAとRNAという2種類があります。
そのDNAで遺伝子の暗号を記述し、DNAから遺伝子情報を読み取り細胞を運用するという仕組みが人間と同じなのです。
他にも最も基礎となる栄養がブドウ糖であるという点や卵子と精子で受精して子孫を残していく仕組み細胞内にあるミトコンドリアで酸素を使っている仕組みなどと、あらゆる共通点がありますよ。

人間とバナナの相違点

共通点が50%もあるとはいえ、バナナには人が持つ脳が生み出す思考力もありませんし、歩くための手足もありません。
人間の全身にある筋肉組織ももちろんバナナにはありませんよね。
逆に言えば、バナナは植物ですので葉緑体を持っていますよね。
しかし人間は葉緑体を持っていません。
よって、二酸化炭素を吐き出す「呼吸」はできても、二酸化炭素を吸って酸素を作り出す「光合成」はできません。

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「人間とバナナの遺伝子成分が50%も「同じ」!?」と感じても仕方がないのですが、実は「人間とバナナの遺伝子成分は50%も「違う」!?」のです。

まとめ

今回は人間とバナナの遺伝子成分について調べてみました。
人間とバナナは50%も同じ!?とびっくりしてしまいましたが、実際は生物である定義が一緒だということがわかりました。
半分は同じでもあと半分が随分と異なることにより、我々とバナナの違いになっているのですね。
本当に生物の仕組みは面白いと思いました!

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