みずみずしく芳醇な甘さで我々の食生活に馴染み深いスイカですが、栽培場所も変われば似たような外見であっても、注意が必要かもしれません。
もし、砂漠でスイカそっくりな見た目の身がなっていたとしても安易に口にするのは絶対にNGですよ!
今回は、食べてはいけない!砂漠で見かける毒を持つスイカについてご紹介します。

砂漠のスイカ?

砂漠 スイカ 注意

砂漠のスイカの正体は、直径10cm程のスイカにそっくりな身をもつ「コロシントウリ」という種類の植物だそうです。
見た目の通り、スイカとは同属のウリ科の多年生つる草のスイカ属に属しており、葉の様子もとてもよく似ています。
暑く、水分の貴重な砂漠では、甘くてみずみずしいスイカに似たコロシントウリにかぶりつきたくなる気持ちもよくわかります。
しかし、コロシントウリはスイカと同じように甘いわけではなく、強烈な苦味があるのです!

毒の正体は?

強烈な苦味で食べるのをやめればいいのですが、水分が少ない砂漠では苦くとも水気がほしい!と水分欲しさに食べてしまう人もいらっしゃるそうなのです。
しかし、この苦味成分は「コロシンチン」という成分で、効能は「超強力な下剤」だそうです!
毒といっても命を奪う毒ではありませんが、砂漠の水分が貴重な状態で天然の下剤を食べてしまっては命取りになりますよね。

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使い方次第で毒にも薬にもなる?

しかしこのコロシントウリ、実は薬として使うために栽培している地域もあるのだそうです。
ごく少量であれば乾燥させたコロシントウリは便秘の改善薬としても効果があるそうですし、コロシントウリの果汁には強い利尿効果が含まれているため、腎機能改善薬として利用されているそうです。
また、肝機能の改善にも役に立つとされています。

まとめ

今回はで見かける毒を持つスイカのコロシントウリについてまとめてみました。
コロシントウリとスイカは見た目がそっくりですが、似ているからといって安全なものとは限らないということがわかりました!
「良薬口に苦し」とは言いますが、使い方によって毒にも薬にもなるコロシントウリ!もし、砂漠で見かけても絶対に口にしないようにしてくださいね。

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