どんな作物でも病気にかかってしまう危険性はあるものです。
もちろんぶどうも例外ではありません。
そんなぶどうがかかってしまうことの多い病気の一つとして「うどんこ病」というものがあげられます。
その名前からは少しかわいい感じもしますが、じつはかなり発症率の高い病気で、ほとんどの植物でそれが感染する可能性のある病気なのです。
そんなうどんこ病とは一体どんな病気なのでしょうか。
その症状と、対策方法を見ていきましょう。
うどんこ病とは
うどんこ病とは、植物にカビの菌が住み着き、葉が白くなる病気のことです。
英語では「Powdery mildew」と呼ばれ、そのまま「カビ」というようなことを意味します。
その見た目から、うどんこ病という名前で呼ばれています。
原因は土や落ち葉の中に生息する糸状菌と呼ばれているカビです。
風に飛ばされることで植物に付着し、増殖していきます。
気温高く、乾燥した環境を好む性質があり、生きた植物から養分を吸い取ることで増殖します。
湿度が低い方が発症しやすいため、ハウス栽培などの場合にこそ起こってしまうことが多くなります。
時期としては、5~6月、9~11月などにかけてよく発症します。
カビが消えた後でもその後は残り、葉は黄緑色になってしまい、果実は描面にジグザグの黒い跡が残るので、見た目が落ちてしまいます。
対処法はあるの?
うどんこ病は実は対策が難しくはない病気です。
初期段階であれば、酢や重曹などをスプレーすることで効果が期待できます。
ただし、繁殖がすでに拡大してしま手いる場合には、二次災害を防ぐために感染している葉を切り取り、強い薬品をかける必要性が出てきます。
農薬をかけることも対策として有効ではありますが、対象となる植物によってかける種類が変わってきます。
選ぶ際に気を付けて買うようにしましょう。
まとめ
メジャーな病気であるうどんこ病ですが、もちろん適切な対策をすることで対応できる病気ではあります。
日ごろから丁寧にチェックして、感染が広がらないように注意をしておくことが大切になるでしょう。
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