「イチジク」といえば、赤紫色のものを思い浮かべるのが一般的ではないでしょうか?ですが、「白イチジク」や「黒イチジク」といわれているものも存在します。青果として出回ることがほとんどないため、あまり知られていません。

ここでは、白イチジクの「蓬莱柿」と「スミルナ」、黒イチジクの「ビオレ・ソリエス」について、まとめてみました。

古くからある蓬莱柿

蓬莱柿の栽培の歴史は古く、日本イチジクともいわれています。

ポルトガル人によって、約370年前に中国から持ち込まれたといわれる品種です。熟しても、皮の色が桝井(ますい)ドーフィンのように赤くならないため、白イチジクとも呼ばれています。

全体的に丸みがあり大きさは小ぶりです。重さも60~100gくらいといいますから、かわいらしいサイズですね。

味は、甘みと酸味のバランスがよく、上品な味わいが特徴です。

生産量が少なく日持ちもよくないため、あまり流通していません。産地として有名なのは、広島県尾道市です。

イチジク 蓬莱柿 スミルナ ビオレ・ソリエス 特徴

ドライに適したスミルナ

スミルナは、トルコで生産され、おもにドライフルーツとして使用される「白イチジク」です。皮は白く大粒で、糖度が高いのが特徴です。

乾燥させることで、よりねっとりとした食感となり、スミルナ特有の香りも楽しむことができるので、ドライフルーツとして大人気のイチジクです。

このスミルナ、日本では栽培ができません。受粉ができないからです。スミルナの受粉は、イチジクコバチがおこなってくれるのですが、日本には残念ながらいません。なのでスミルナを栽培することはできないのです。

ドライフルーツを購入して、味や香り、食感を楽しみましょう。

 

黒イチジクといえばビオレ・ソリエス

原産国フランスでは、古くから親しまれているビオレ・ソリエスですが、日本ではまだあまり知られていません。新潟県佐渡市と佐賀県唐津市で栽培されてはいますが、収穫量は少なく、市場に出回ることはほとんどありません。

ビオレとはフランス語で紫色のことだそうです。皮の色は黒に近く、とても濃い紫色で、「黒ダイヤ」ともいわれます。サイズは小ぶりで、熟してもお尻の部分が割けにくいのも特徴です。糖度は20度以上と高く、ジャムのようなやわらかくねっとりとした食感です。

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【まとめ】

日本に長く定着している「蓬莱柿」、皮が白くハーブのような香りの「スミルナ」、幻の黒イチジクともいわれる「ビオレ・ソリエス」。どのイチジクも、特徴がはっきりしていますね。

 

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