スイカは「果菜類」に含まれており、我々の食卓に流通される時には「果物」として認識されますが、種類としては野菜に含まれます。
少しびっくり!スイカ事情ですが、スイカを食べる時にどこの部分を食べているのか?を考えて食べている人は少ないと思います。
知っていたらお子様やご友人など、豆知識として披露できますよ!
今回はスイカの果実の構造についてご紹介します。
果実の構造は様々!
普段何気なく食べている果菜類ですが、果実の構造には色々な種類があります。
トマトやキュウリのように果実とされる部分を丸ごと食べるものもあれば、スイカやメロン、カボチャのように一部を食べるものも存在します。
実はウリ科の野菜であるということも、消化のスピードの早さも同じであるスイカとメロンですが、果実の構造自体は異なっている・・ということをご存知でしたでしょうか。
スイカの構造は?
果実は外果皮、中果皮、内果皮に分けることができ、スイカの主に食用とされる部分は内果皮部分です。
スイカの1番甘い中心部分は胎座といい、胎座部分には種がついています。
外果皮は普通、捨てる一番外側の部分、中果皮はスイカの甘くない白い部分です。
中果皮部分は通常捨てることが多いですが、漬物にすると美味しいですよ!
対してメロンは、中果皮が甘く美味しい部分です。
スイカでいう内果皮部分は種のついているワタ部分になるので、外果皮と共に捨てる部分になります。
このように、同じ種類に属するスイカとメロンですが、食べている部分は全く違う!ということをおわかり頂けたでしょうか。
スイカの果実構造の理由
このようにスイカの果実が出来ている理由は、鳥に種を運んでもらうためだそうですよ。
人が育てているスイカは甘いですが、野生のスイカはほとんど甘くありません。
スイカの自生している場所は乾燥している地域です。
スイカの胎座を含む内果皮部分には水分がたっぷりと含まれているため、その水分を求めて鳥が種ごとスイカの果実を食べ、糞として各地に種を撒く仕組みになっているそうなのです。
繁殖するための知恵が組み込まれているスイカ!自然の凄さを感じますよね。
まとめ
今回はスイカの果実の構造についてまとめてみました。
スイカとメロンは似ていますが、構造自体は異なっており驚きました。
スイカの果実構造は繁殖するための進化ということで、自然の神秘を垣間見ることができる機会になりました!
スイカを食べるときに、ぜひ思い出してみてくださいね。
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