スイカの成分のうち、水分の占める割合は約89%です。
つまり、ほぼ水分であり、英語でもスイカのことをwatermelon(ウォーターメロン、水+メロン)というくらいです。
どうしてこんなに水分の割合が高いのでしょうか?
調べてまとめてみました。

スイカは胎座部分に水分を蓄える性質がある

スイカ 水 割合 なぜ

スイカの花には、子房という部分があり、ここが発達して果実になります。
胎座(たいざ)とは、めしべの一種で、果実の中心部とその周りのことをいい、種のついている部分です。
スイカは胎座と果皮との間に胎座増生部(たいざぞうせいぶ)ができるのが特徴で、私たちは普段この胎座増生部を食べています。
スイカは、種の周囲の胎座増生部に水分を蓄える性質があるのです。
逆に、ピーマンは種があっても果肉がありませんよね。
ピーマンは胎座があっても、胎座増生部がないのです。
トマトの場合、胎座増生部はゼリー状になっています。

水分以外は何でできている?

水分以外は糖分でできています。
スイカは低カロリーで太らないと思いがちですが、糖分が含まれているので、食べ過ぎはよくありません。

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なぜウォーター「メロン」というの?

スイカの水分の割合が高いため「ウォーター」がつくのはわかりますが、なぜ「メロン」なのでしょうか?
メロンを水っぽくしても、あのシャリシャリとした食感のスイカとは一見結び付きません。
実は、英語でメロン(melon)とは広くウリ科の蔓性?(つるせい)?の一年草のことを指し、マスクメロンを指すとは限らないのです。
melonというだけでwatermelon(ウォーターメロン、スイカのこと)を指すこともあるので、外国人の方と話すときはmelonとはマスクメロンまたはスイカ、またはメロンに近い果物だと認識しておきましょう。

まとめ

スイカの水分の割合が高いのは、胎座増生部に水分を蓄える性質があるからです。
胎座増生部とは、普段私たちが食べている部分のことをいいます。
以上、スイカの水分の割合が高い理由について、調べてまとめてみました。

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