梨はリンゴと同じく、カットすると酸化がはじまり茶色に変色していきます。見た目がよくないので、毎日のお弁当などに使いたいとき困りますよね。
ですが、ちょっとした手間をかければ、この変色を防ぐことができます。ここではその方法をご紹介します。
塩水に30分ほどつける
カットした梨が茶色に変色するのは「酸化」です。酸化と聞くと「さび」をイメージされるかもしれませんね。梨に含まれるポリフェノールと空気中の酸素が反応し、酸化することで茶色になるのです。
酸化を防ぐには、梨に含まれるポリフェノールが酸素と反応しないようにすればよいのです。その方法の一つが、塩水につけること。ナトリウムイオンが膜のような働きをしてポリフェノールの周りに壁をつくるので、酸化しにくくなるのです。
やり方は、まずボウルを用意します。そこに、カットした梨がつかるくらいの水を入れます。そして小さじ1杯の塩を入れてよく溶かし、できた塩水にカットした梨を約30分つけます。あとは水気をよくきって使いましょう。
砂糖水でも変色が防げる
塩水だけではなく、砂糖水でも同じ効果があります。やり方は塩水と同じです。
水を入れたボウルに砂糖を入れてよく溶かします。砂糖の分量は、水の量で加減するとよいでしょう。目安として、水200ccに対して砂糖が約大さじ1杯です。できた砂糖水に10~15分ほどつければ、変色しない梨のできあがりです。全体がしっかりとつかるように、たっぷりと多めの砂糖水を用意することがポイントですよ。
また、時間を置かずに、さっとくぐらせただけでも効果があるといいます。時間があまりないときにも、便利な方法ですね。
はちみつ水での防止はオススメ
比較的、きれいな梨の色を長時間保つ方法が、はちみつ水につけることです。食べるまでの時間が長くて心配なときに、ぜひ試してほしい方法です。
やり方は塩や砂糖のときと同じです。ボウルに入れた水にはちみつを溶かします。200ccの水に対して、はちみつが約大さじ2杯です。10~15分ほどつけたらできあがりです。水気をよくきってから、お弁当などに使いましょう。
まとめ
梨の変色を防ぐ方法は、意外と多くありますね。ほかにも、水200ccにレモン果汁を約小さじ2杯入れたレモン水につける方法もあります。食べたときの味への影響も気になるところなので、いろいろ試してみたいですね。
今のあなたにおすすめの記事