梨の品種は江戸時代には150種類の品種があったとされています。
現在見かける品種は20種類前後ですが世界には日本には無い梨がたくさんあります。
梨の種類
梨は大きく分けると、和梨と中国梨と洋梨の3つの種類に分けることができます。
和梨にはさらに皮の色で青梨と赤梨に分かれています。
和梨は、一番多く出回っている梨です。
赤梨は皮が茶色いものが赤梨とされていて、幸水や豊水が赤梨を代表する梨です。
青梨は皮が緑色のものが青梨で、代表的な品種は、二十世紀梨やサンセーキという品種です。
洋梨は、梨の上部より下部が膨らんでいる形をしているのが特徴です。
代表的な洋梨は、山形県で多く栽培されているラ・フランスが有名です。
中国梨はあまり出回っていない梨です。
形は洋梨と似ているのですが、味は甘みよりも酸味が強く、果肉も固めな品種です。
梨は中国が原産とされており、今の日本にある梨は中国梨の派生になります。
生産量ランキング
梨の生産量が一番多い地域は千葉県です。全体の12%の梨を生産しており次いで
茨城県、栃木県、福島県、鳥取県となっています。
品種ごとに見ると幸水と豊水は千葉県が多いですが、二十世紀梨では鳥取県が8割のシェアを持っています。
洋梨では、山形県がほとんどのシェアを占めており、次いで新潟県、長野県、青森県、北海道と寒い地域で
栽培が行われています。
世界規模で梨の生産量を見ると一番生産が行われているのは中国で、世界の約7割が中国で生産されています。次いでアメリカ、イタリア、アルゼンチン、トルコとなり日本は11位となっています。
梨の価格
スーパーに並ぶ梨の値段は品種と大きさによって変わってきます。
幸水や豊水といった種類が一般的で値段は時期た重さで変わってきますが
1kgあたり500円~800円が相場です。
梨を安く購入したい場合や珍しい品種を購入したい場合は直売所がおすすめ。
梨は、梨園の近くなどで直接販売していることも多く、不揃いの梨などの訳あり商品が
スーパーの相場より安く購入できたりします。
まとめ
梨の品種はたくさんあるが、現在出回っている品種は20種類ぐらい。
梨は中国が原産で、世界中で栽培が行われている。
直売所で購入すると安い梨や珍しい品種を購入することができる。
今のあなたにおすすめの記事