梨の歴史はかなり古く、弥生時代の遺跡などから梨の種子が発見されています。
江戸時代の頃にはすでに100種類を超える品種が果樹園で栽培されていたそうです。
最近では、幸水や豊水といった品種が主流ですが、あきづきやかおり、幸水の親にあたる菊水なども人気はあります。
梨の種類はどのくらいあるのか
梨の歴史は古く、弥生時代の遺跡には梨の種子があったそうです。
梨の原産は、野生のヤマナシという種類の梨で実も今の梨と比べて小さく酸っぱい種類でした。
梨は大きく分けると青梨と赤梨に分類されており、更に和梨、洋梨、中国梨に分類されています。
青梨は、色が緑色の梨で二十世紀梨や菊水など最近はかずが少ない品種です。
赤梨は皮が茶色で実が柔らかいのが特徴です。人気の幸水や豊水などはこちらの品種になります。
梨の種類は登録されている品種では150種類以上の品種があるとされているが
日本で生産されている品種のほとんどは、幸水と豊水、二十世紀、新高の4品種で
生産数の9割を占めています。
大型で人気のある品種のあきづき
あきづきは最近うまれた品種で、登録がされたのは2001年になる比較的あたらしい品種です。
新高と豊水を交配してできたものに更に幸水をかけ合わせた赤梨の一種です。
特徴はその大きさで、一玉が500gを超えるものが多く大きいものだと1kgになるものもあるそうです。
果肉は柔らかく、果汁は多く、糖度自体は12度から13度と平均的ですが、酸味が少ないため
糖度以上の甘さを感じる梨になっています。
過去には捨てられた事もある品種
青梨の中にかおりという品種の梨があります。
香梨とも呼ばれることもありますが正式名称は、平塚16号という品種の梨です。
幸水と新興という種類の品種の交配により生まれた梨ですが、実がつきにくい事や
安定した収穫ができない、日持ちもしないというあまりよくない品種だったために
捨てられてしまったという過去があります。
最近では栽培する技術もあがって一部の農園では栽培されており
スーパーなどには流出しない貴重な梨となっております。
かおりの特徴は大玉で、どちらかというとリンゴににている味や食感だそうです。
菊水は幸水の親にあたる梨
現在流通している梨の幸水と豊水に大きく関わっている梨が菊水という品種の梨です。
幸水の親にあたり、豊水の祖父に当たる古い品種ですが育てている人が
ほとんどいない幻の梨とされています。
品質自体は良いのですが、日持ちがしないことや栽培することが難しかったのと
育てやすく品質もよかった幸水や豊水に栽培の人気がうつっていったとされています。
まとめ
梨の品種はたくさんあるけれど、現在はほとんどが幸水と豊水と二十世紀と新高という品種。
古い品種を作っている農家もあるが、栽培方法の難しさや品質によりどんどん減少している。
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