スイカの雌花(めばな)と雄花(おばな)を見分けることができますか?
自然受粉しない場合は、人工授粉しないとスイカの実はなりません。
人工授粉するときに、雌花と雄花を見分ける必要があります。
スイカの雌花と雄花の見分け方についてまとめました。
共通する特徴
雌花と雄花で共通する特徴として、黄色い花であるということがあります。
花弁(はなびら)は5枚で、開花するのは早朝です。
スイカの雌花の特徴
花の付け根のところにふくらみがあります。
このふくらみが、やがて大きくなってスイカの実になるのです。
ふくらみの有無で、簡単に雌花を見分けることができます。
花にめしべがあるのですが、花粉はついていません。
スイカの雄花の特徴
花の付け根にはふくらみがありません。
花におしべがあり、おしべには花粉がついています。
人工授粉する場合は、おしべから花粉を取って、雌花に授粉します。
雄花しか咲かない場合はどうする?
雄花しか咲かない場合は、当然、スイカの実はなりません。
そういう場合は、摘心(てきしん)してあげるとよいでしょう。
雌花は、親づるには花をつけません。
そのため、親づるばかり伸ばしてもなかなか実がなりませんから、親づるの本葉が5~6枚になったら先端を切りましょう。
親づるの先端を切り取ることを「摘心」といいます。
雌花はどのくらいの頻度で咲く?
親づるから横へ伸びた子づるに雌花が咲くそう。
子づるの7~8節ごろから、雌花が5~6節ごとに咲くのだとか。
人工授粉のタイミングは?
時間は早朝が適しており、午前10時頃までに人工授粉を終わらせるようにしましょう。
まとめ
スイカの花は黄色く、花弁は5枚で、早朝に開花します。
花の付け根にふくらみがあるか無いかで雌花と雄花を見分けることができ、ふくらみがあれば雌花、無ければ雄花です。
雌花の付け根にあるふくらみは、受粉するとスイカの実になる部分です。
雌花のめしべには花粉がありませんが、雄花のおしべには花粉がついています。
以上、スイカの雄花と雌花の見分け方について、調べてまとめてみました。
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