スイカの収穫まであともう一歩、というところでスイカの実が割れてしまったらショックですよね。
できれば割れる前に収穫したいものですが、そもそもどうして割れてしまうのでしょう?
調べてまとめてみました。
スイカの実が割れる原因
スイカの実が割れてしまうのは、果実の生長に対し、皮の生長が追い付かないのが原因です。
そのため、裂果(れっか)が起こるのです。
裂果とは、実が自然に裂けることをいいます。
皮の弱いところから裂け目ができて割れてしまいます。
これはスイカ自体の性質によって起こる「生理障害」であり、病気や害虫が原因ではありません。
どうして果実ばかりが生長して、皮が生長しないということが起こりうるのでしょうか?
水のやりすぎ
水をやりすぎると、水分を吸収しますが、皮がそれに対応できるほどすぐに生長できません。
そのため、裂果が起こるのです。
夕立や台風で雨が一度にたくさん降った
こちらも、水のやりすぎと同じで、水分を急激に吸収してしまう事で裂果が起こります。
気温の上昇
日中の気温が上昇するようになると、スイカ内部の生長に対し、皮の生長が追い付かずに裂果することがあります。
生長初期の低温
実がついて、初めのころに低温だと皮が硬くなってしまいます。
そのために、裂果しやすくなることがあります。
肥料が効きすぎている
この場合は、肥料が急に効き始めたために、スイカ内部が生長し、皮の生長が追い付かずに劣化します。
裂果対策は?
裂果しづらい品種を選んだり、収穫の10日前から水やりを控えることが有効です。
マルチシートをかぶせて、急激な温度変化や水分量の増加を抑えることも大事です。
まとめ
スイカの実が割れる原因は、病気や害虫ではなく、水のやりすぎや雨によるもの、気温の上昇や生育初期の低温、肥料の効きすぎが考えられます。
裂果対策としては、水やりを控えたり、マルチシートをかぶせたり、裂果しづらい品種を選ぶことが挙げられます。
以上、スイカの実が割れる原因について、調べてまとめてみました。
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