家庭菜園でスイカを栽培した時に、スイカの色が薄い、一部に色が付いていない、という状態になったことのある人もいるかと思います。
せっかくなので、あのスイカ独特の模様をきれいに出したいですよね。
スイカの模様をきれいに出すにはどうすればいのでしょうか?
ここではスイカの色が薄い原因と対策についてご紹介します。
スイカの色
スイカの色は緑と黒の縞々ですよね。
黒く見えますが、実はよく見ると濃い緑なんですよ。
スイカの皮には葉と同じように葉緑体とクロロフィルがあり、光合成をしているそうです。
黒く見える部分には葉緑体とクロロフィルが多く存在しているようです。
スイカの色が薄い原因は?
先ほども説明したように、スイカの皮には葉緑体があり、光合成をしています。
ですので、日光に当てないと、このスイカ特有の皮の色が出て来ない、ということになります。
空中栽培などで前面に日光が当たっている場合は、一部分が色が薄くなってしまう、というようなことはあまり起こらないのですが、地面に置いて育てていると、どうしても地面と設置している部分は日光が当たらないので、色が薄くなってしまいます。
このようなスイカは、色の薄い部分の甘みが薄く、いびつな形に成長してしまうことが多いようです。
スイカの色が薄くなる対策は?
対策としては、日光に当ててあげることです。
地面に着いている部分や、日に当たっていない部分をひっくり返して日光に当ててあげるだけです。
この作業は玉直しという呼び方をするそうですよ。
スイカの直径が15cmくらいになったら、玉直しをするタイミングだそうです。
ひっくり返すときはツルが切れないように十分気をつけて行いましょう。
また、ひっくり返した後に葉がかぶさっていたりすると、光が十分に当たらず、色が付かないままになってしまうこともあるので、大きな葉がかぶらなようにしてください。
玉直しは1~2回行うだけでも効果はあるようです。
実が直径15cmくらいになったら一度玉直しを行い、収穫の1週間ほど前になり、色が薄いところがある場合は、もう一度玉直しをするようにするといいようです。
まとめ
スイカの色が薄い原因は、日光にしっかりと当たっていないことが原因です。
スイカを栽培するときは、「玉直し」という作業が重要になってくるようです。
しっかりと玉直しをして、スイカ全体に日光を当ててあげ、丸くてきれいな色のスイカを作るようにしましょう。
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