夏が近付くと、そろそろ桃のシーズンです。
桃のイメージは、「夏のくだもの」ではないでしょうか。
スイカと同じ様に暑い時に冷やして食べると美味しいですね。
ですが、本当は、桃には体を温める効果がある様です。
「桃は体を温める」について調べます。
桃の食性
食物には、まず5種類の性質があり、その5種類が、さらに「体を温める性質」と「体を冷やす性質」の2種類に分類される様です。
この分類の歴史は古く、中国で広く使われていたらしく、それが日本に伝わったということです。
①食性の五性分類
・熱:体を温める効果が最も大きく、気持ちを高ぶらせたり、活発にさせる作用がある
・温:体を温める効果がある
・平:体に対して大きな変化がなく、影響は安定している
・涼:体を冷やす性質がある
・寒:体を冷やす効果が最も大きく、落ち着かせたり、炎症を抑えたりする作用がある
②体を温める食べ物
・「体を温める食べ物」は、食性の五性分類の中の「熱」と「温」に当てはまり、桃は、「体を温める食べ物」に分類される様です。
体を温める桃
桃には、血行が良くなり、冷え性を改善するなど、体の「巡り=新陳代謝」に直接関係する成分が含まれているということです。
・ポリフェノール:抗酸化作用がある
・クマリン:循環を整える
・ケンフェロール:免疫力を上げる効果や血液サラサラ効果がある
・・・など
また、直接的ではないものの、桃に含まれる食物繊維(水溶性食物繊維)が便秘の改善に効果があるために、腸内の環境を整えて、結果的には、体を温めることにつながるそうです。
さらには、体の外に出せず溜まった水分がむくみとなって体に残っている場合、そのむくみが体を冷やすことになる様です。
そんな時に桃に含まれるカリウムの働きで、体に溜まった水分を外に出す(解消する)のを手伝ってくれるそうです。
まとめ
体が冷える季節は冬ばかりとは限りません。
例え真夏であっても置かれた環境で冷えてしまうものです。
体が冷えると、風邪を引いてしまうかも知れません。
そんな時、冷えには、体を温める働きがある桃が大変良い様です。
桃は、熱性のくだものなので、たくさん食べると体の中に熱が溜まり過ぎるといわれていますが、逆に、体を温める作用で新陳代謝が良くなるともいわれている様です。
冷房などで体が冷えたら、1度、桃を試してみようと思いました。
皆さんも、桃を食べて体を温め、「巡り」を良くしましょう。
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