ある番組でも紹介されていましたが、血栓予防には豚肉とパイナップルの食べ合わせが効果的であると言いますが、ご存知でしたか?
なぜ豚肉とパイナップルが良いのか
酢豚にパイナップルが入っている事は皆さんもご存知だと思いますが、とても不思議な組み合わせですよね。
何故?と思っているのは私だけでしょうか。
実は、これにはちゃんとした理由があるのです。
生のパイナップルにはタンパク質を分解するブロメラインと言う酵素が含まれており肉を軟らかくしてくれます。
生のパイナップルを食べたとき舌がピリピリするのはこの酵素の影響なのです。
また、青い実完熟のパパイヤに含まれているパパインの酵素も含まれている為、この酵素と豚肉が一緒になるとポークペプチドが生まれ、この成分が血栓を溶かすと言われています。
パイナップルは缶詰やジュースでも良いのか
パイナップルに含まれる酵素は、熱に弱く60℃以上の加熱により酵素の働きがなくなることから缶詰のパイナップルには酵素の効果はないようです。
また、ジュースの場合は、生ジュースに含まれているので豚肉をパイナップルの生ジュースに浸して調理すると良いようです。
まとめ
生のパイナップルに含まれている酵素は、パイナップルの果汁や葉から作られるものでタンパク質を分解する働きがあり肉などを軟らかくします。パイナップルと肉を一緒に摂ることで消化吸収も良くなり胃腸の負担も軽減されます。また、肉自体からは血栓を溶かす酵素は生まれない為、パイナップルの酵素と合わされて初めてポークペプチドと言う成分が生まれるのです。しかもこの成分は肝臓の酵素の働きを高め二日酔いにも効果的であると言われます。酢豚やハンバーグ、ハワイアンステーキなどにパイナップルが使われている事はそんな相乗効果があったのですね。その他、動脈硬化や糖尿病、肝脂肪などに有効的であることも分かっており、これからは積極的に摂り入れていきたい食材です。
今のあなたにおすすめの記事