夏の風物詩であるスイカは畑だけでなく、プランターや家庭菜園でも育てることが可能性なのです。
スイカ栽培の際によく耳にするであろう「連作障害」ですが、いったい連作障害とは何なのでしょうか?
今回は、気をつけなければならないスイカの連作障害と原因についてご紹介します!
連作障害の原因とは?
スイカは連作障害に弱い作物であるため連作は避けましょう、とはよく言われていますよね。
連作障害とは、同じ種類や科の野菜を同じ場所で連続して育てた場合に起こる可能性があり、連作障害を起こすとうまく野菜が育たないなど、生産量が下がってしまうことに繋がります。
なぜ連作障害が起きるのかというと、作物により必要な栄養素が異なるため、連作をすることにより土の中に残される栄養が偏ります。
作物が成長するにあたって、微生物の餌になる栄養を根から放出することになるのですが、微生物の中には病原菌を運んでくるものもいるのです。
微生物にも栄養の好みがあり、引き寄せられる微生物が固定されてしまった結果、土壌の生態系が崩れて病気の発生しやすい土壌へと変貌してしまうというわけです。
スイカの連作障害により発生しやすい病気としては「つる割病」があり、つる割病は土壌に発生するカビにより発病します。
土壌がつる割病にかかってしまうと、一旦畑のスイカを全てリセットしたとしても、対策を講じないと病原菌は土壌に残ったままの状態になってしまうため、次の苗にも影響を及ぼす恐れがあるのです。
連作障害を避ける対策は?
しかし、スイカ農家さんは毎年同じ畑でスイカを作っているわけですよね。
きちんと対策をすれば連作も可能なのだそうですよ。
連作障害対策の一つとして、接木による苗を植えるという方法があります。
連作障害は全ての作物において起こるわけではなく、中には連作に強い作物の苗も存在します。
スイカの場合、ユウガオやカボチャに接木したものがよく用いられます。
接木苗を使うメリットとして連作障害を予防するだけでなく、害虫や病気に強くなるということがあげられます。
ただし、普通のスイカの苗に比べて値段は高くなるため、納得の上お買い求めください!
まとめ
今回はスイカの連作障害と原因についてまとめてみました。
スイカの連作障害を防ぐためには普通であれば7年期間をあけた方がいいそうですが、対策をすることにより連作も可能になるということがわかりました。
ちゃんと予防をした上で、スイカの栽培を行うようにしましょう!
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