りんごは他の果樹と比べて、収穫量が多いと言われています。

日本では明治初期ごろに栽培が始まったようです。

当初は東京のみで栽培が行われており、収穫量の多さが注目され、苗木が全国に配布されていったと言われているようです。

その収穫量はいったいどのくらいあるのか、りんごの木1本あたりの収穫量(個数)について調べてみました。

りんごの収穫量は多いの?

木 数 りんご 収穫

国内の果物収穫量を比較した農林水産省のデータを見ると、1位が温州みかん、2位にりんごとなっているようです。

3位のスイカの収穫量の倍以上の差をつけており、ダントツで収穫量の多い果物と言えるでしょう。

同じ果樹の桃の生産量と比較すると、その数なんと5倍以上!

この事から、りんごの日本国内における収穫量は、かなり多い果樹と言えるでしょう。

1本の木に出来るりんごの数は?

りんごは現在、大きく2種類の方法で木を栽培しているようです。

普通の樹木をそのまま栽培する方法と、樹高を低く保ち、沢山の樹木を育てる目的の、わい化栽培があり、それぞれの収穫量は異なるようです。

(1)通常の栽培

通常のりんごの木は7m程度まで樹高を伸ばすようです。

通常栽培のりんごの木1本から取れるりんごの量は、個数にして300~500個程度、グラム数にして100~150kg程度の収穫量となるようです。

(2)わい化栽培

土地が狭い日本向けに考えられた栽培方法のひとつと言われており、2~3m程度に樹高を抑えて栽培することで、小さい土地に沢山の樹木を受けることができる栽培です。

樹高が低いことで栽培管理も行いやすく、また1本の木が病気になったとしても、被害が小さいことから、立地条件や土地の気候に併せて取り入られているようです。

わい化栽培で育てられたりんごの木からは、1本100個程度の収穫が見込まれるそうです。

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わい化栽培は省エネ?

通常栽培よりも面積あたりの収穫量が多いわい化栽培は、土地が少ない日本向けとして広がって行きましたが、10年程度で樹高の成長を抑えきれなくなったり、小さいため台風などの被害を受けやすいことから、栽培場所によっては向き・不向きがあるようです。

まとめ

最近では庭に1本、通常のわい化栽培よりもさらにコンパクト化されている品種を使って、個人でりんご栽培を楽しんでいる方もいらっしゃるようです。

家庭用の小さい樹木でも十分な量が収穫できるようなので、興味のある方は試してみては如何でしょうか。

 

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