「桃の産毛で、痛くなる」あるいは、「桃の産毛で、かゆくなる」など、まさかの桃でその様な症状が現われる人もいると聞きます。
これは、山芋を調理したり、食べたりした時の症状と同じで、アレルギー症状だといいます。
桃のアレルギーがあると、桃狩りはおろか、スーパーなどで桃を買うことすらできないのではないかと心配してしまいます。
そこで、その理由(原因)と対策について調べます。
桃の産毛について
①産毛の役目
桃に生えている産毛は、桃を守る鎧の様な役目を果たしている様です。
桃が、病気や害虫から身を守るため、また雨などを弾くための自然の自己防衛ということです。
②産毛の特徴
桃に生えている産毛は、頼りなさそうに見えて、実は皮膚によく刺さるそうです。
産毛は細く小さいので、とても刺さりやすく、一旦刺さるとなかなか見つけることができないということです。
③刺さった産毛の取り方
産毛が刺さった時は、まず、水で流しましょう。何度も流している内に、産毛は抜けるということです。
それでも残っている様な場合は、セロテープやガムテープなど、糊の付いたテープで剥がすこともできますが、これは、皮膚が余り強くない人には、おすすめできない方法の様です。
桃の産毛の痛い、かゆいは、「桃アレルギー」かも
①理由(原因)
桃の産毛が刺さったのが原因で痛みやかゆみが出る様です。
桃を触ったり食べたりして出る症状を、「桃アレルギー」というそうです。
②症状
・皮膚
刺さってしまった産毛を皮膚の上から優しく触っても痛みがあり、時には赤くはれ上がり、かゆみが出ることもあるそうです。
・口の中
口の中が、刺激のあるものを食べた時の様に、ピリピリする
桃を飲み込んだあとの喉が、乾燥しすぎた喉の様にイガイガしたり、かゆくなる
桃を食べて30~40分ほどでじんましんが出る
目が花粉症の特の様にかゆくなる
息が苦しくなる
お腹が痛くなったり、吐き気がしたり、下痢を起こしたりもする
・重症化
アナフィラキシーショックを起こす
※体の内外に命を危険にさらす異常がアッという間(数分から数時間の間)に起き、それが複数の症状(皮膚の異常と呼吸器の異常など)となって現われることを指す様です。
③くだものアレルギーの割合
食物アレルギーといえばソバや卵などですが、その中にくだものが原因のアレルギーもあるそうです。
桃を含むくだものが原因の「くだものアレルギー」は、食物アレルギーの約6%に当たるということです。
桃の産毛対策
調べによると、桃などのくだものの産毛に痛いやかゆいなどの症状が現われる人は花粉症の人に多く、桃アレルギーを起こしやすいといわれている様です。
そのため、花粉症の人は、桃の取り扱いに注意をした方が良いのかも知れません。
・桃の産毛が原因で痛いやかゆいなどが起こる場合は、桃に素手で触れるのではなくゴム手袋をはめる
・桃の実が原因で痛いやかゆいなどが起こる場合は、生で食べるのではなくコンポートやジャムなど、火を通してから食べる
・・・など
まとめ
人間の体(体質)は、見た目は同じでも千差万別です。
桃の産毛に対して痛いやかゆいなどの症状が出る人は、桃のアレルギーがあるかも知れません。
桃のアレルギーは、誰もが起こす可能性があり、それは、突然起こる様なので、結局、「例外はない」というわけです。
特に花粉症がある人は、今はまだ桃のアレルギー症状が起こっていなくても、桃の取り扱いには、注意することをおすすめします。
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