「医食同源」という言葉を聞いたことがありますか。
「どんな食物でも薬と同じ様に、必ず、体にとって良い効果があり、源(元祖)は同じ」という意味です。
ということは、桃にも同じことがいえそうです。
これから桃の栄養、成分、効果や効能について調べます。
桃の栄養と成分
①桃の中サイズ1個(可食部=約200g)に対しての三大成分
・エネルギー:85kcal
・たんぱく質:1.27g
・脂質:0.21g
・炭水化物(糖類):21.62g
三大成分のほかは、ビタミンE、ビタミンB群、ビタミンC、ナイアシンなどのビタミン類が含まれている様です。
また、ミネラルでは、カリウム、マグネシウム、鉄などを含み、多少のアミノ酸なども含まれている様です。
桃の効果と効能
・下痢や便秘を予防する効果に期待:ペクチンなどの働き
・高血圧の予防と血圧の安定に期待:カリウムなどの働き
・コレステロール値を正常に保つ効果に期待:ペクチンなどの働き
・血糖値を下げる、または安定に期待:ペクチン、カテキンなどの働き
・老化の防止やガンの予防に期待:カテキン、ビタミンEなどの働き
・貧血や冷え性の改善や予防に期待:鉄、マグネシウムなどの働き
・むくみの解消に期待:カリウムなどの働き
・筋肉の正常な動きを維持する効果に期待:カリウムなどの働き
・脂質の吸収を抑える効果に期待:カテキンなどの働き
・免疫を高める効果に期待:カテキンなどの働き
・疲労回復に期待:ビタミンE、ビタミンCなどの働き
・夏バテの予防に期待:カリウムなどの働き
・婦人系生薬に期待:ビタミンE、ナイアシンなどの働き、
※「桃仁(トウニン)」と呼ばれ、血行を良くする、女性ホルモンの正常化などの働きがあるそうです。
まとめ
桃の90%ほどは、水分でできている様です。
残りの10%に様々な栄養素が含まれている様ですが、そのほとんどは糖類に分類される炭水化物の様です。
そのために、カロリーが高いのではないかと思われる傾向にありますが、実は、思ったよりも高くありませんでした。
桃の栄養を考える時、「水分が90%ほどと、残りの10%は糖類」ということで、体に良い成分はほんのわずかしかないと思ってしまいますが、実はたくさんの栄養素がバランス良く含まれていることが分かりました。
そして、わずかな栄養成分が、意外とたくさんの働きをしていることも分かりました。
カロリーもほかのくだものと比べて低いことから、ダイエットにも効果が期待できるということでした。
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