今回は、これからの季節にたくさん出回る『みかん』についてです。
特に、葉酸にスポットを当ててみます。
葉酸ってどんな栄養成分?
妊婦さんは、良く『葉酸』を摂るようにと言われています。
葉酸にはどのような効果効能があるのでしょうか。
葉酸は、ビタミンB群のひとつです。
一日の必要摂取量は、成人の男女で240ug(マイクログラム)となっています。
では、みかんでは、どのくらいの葉酸がふくまれているのでしょうか。
大きめのみかんで約20~25ug含まれています。
妊婦さんの場合は妊活中からもっとたくさんの葉酸を摂取するように言われています。
具体的には・・・
妊活中~3ヶ月まで 440ug
4か月~出産まで 480ug
授乳期 340ug
葉酸には、着床しやすくする効果や流産の確立を減らす効果があるとされています。
また、つわり時期には、つわり軽減や、授乳期には、母乳が出やすくなると言われています。
妊娠4ヶ月までに葉酸をきちんと摂取すると、赤ちゃんのダウン症や神経管閉鎖障害などの先天性の障害のリスクを軽減させることができるそうです。
肌にも良いの?皮はすてちゃだめ?
葉酸には美肌、生理不順、冷え症、代謝アップでダイエット効果などの色々な効能があるので妊婦さんでなくても、普段から摂りたいものです。
また、みかんの皮は、「陳皮」と呼ばれ、昔から漢方などに使われるほど、薬効成分があります。
そして、実はみかんの皮には、果実の3倍のビタミンCが含まれているので、美肌には効果的ですね。
捨てずに利用したいところです。
陳皮は、みかんの皮をきれいに洗い、ワックスが心配な時は熱湯で洗います。
そして刻んで天日にカラカラになるまで一週間ほど乾かせば完成です。
これをお茶と同じように熱湯でいれたり、お湯で煎じるのも効果的です。
煎じたものにお砂糖やはちみつなどで甘さをプラスして、一日3回飲めば、軽い風邪の症状に効果があるそうです。
みかんは、ビタミンCの他にも、カリウムやクエン酸、袋や皮の内側の白い筋には食物繊維なども豊富に含まれており、捨てるところはないくらいですね。
しかし、甘くて美味しいみかんですが、食べ過ぎには注意しましょう。カロリーや糖質ももちろんありますので、一日に3個を目安に。
また、葉酸も過剰に摂ると、「葉酸過敏症」といって、発熱やじんましん、かゆみ、呼吸障害などを引き起こす可能性もあると言われていますので、上記の摂取量を目安に、1000ug以下にするようにしましょう。葉酸は、みかんだけで摂取するのは難しいですね。
他の食品、ほうれん草や枝豆、ブロッコリー、カボチャなどの野菜や、納豆、のり、いちごやキーウィ、アボカドなどからも摂るようにし、妊婦さんの場合は、サプリメントで摂るのも良いですね。
まとめ
用量に注意して、過剰摂取にならないように気を付けましょう。
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