イチゴの栽培において、病気や枯死など様々な箇所に弊害がありますが、その中でも葉は一目で症状が分かる場所だといえるのではないでしょうか?
病気や害虫による被害の場合、変色したり斑点が出来たり一目瞭然ですが、今回は葉が丸まってしまう原因とその対策について調べてみました。
イチゴの葉
イチゴに関しては、甘酸っぱくて美味しい実の方しか注目されませんが、じつは葉も実と同じく栄養を含んでいるそうです。
イチゴの実にはビタミンCが多く含まれていますが、葉にもこのビタミンCが含まれているため、美容のためにもってこいなんだとか。
洗って煮物に入れたり、炒めものや天ぷらにして食べる事も出来るみたいです。
葉が丸まる原因
イチゴの葉の事が少し分かった所で、今度は葉が丸まる原因についてみてみましょう。
■乾燥
イチゴは多くの水分を必要とする植物なので、とても乾燥に弱いです。
乾燥して葉に水分が送られないと、葉が内側に丸まってくるようです。
土が乾いてきたなと思うタイミングで、たっぷりの水を与えてやるのが良いでしょう。
■肥料過多
肥料を与えすぎたり、窒素分の多い肥料を使いすぎても葉が丸まってしまう事があるようです。
このケースの場合、一旦化学肥料を与えるのをやめて、石灰を撒いて中和させるという方法もあるようです。
丸まった時の対処法
では、実際に丸まってしまった時はどのように対応すれば良いのでしょうか?
葉が枯れているという事は、同時にその株もかなり弱まっているという事も意味します。
この場合、葉面に散布する事が出来る液肥が良いでしょう(植物活力液などと表記されているようです)。
根元に与える為の液肥を使用しても、根からの吸収になるので効果が出るのに時間がかかってしまうからです。
この葉面用の液肥には、葉にとって必要なカルシウムやナトリウムなどが含まれているようで、これらが葉の光合成を促進させて、葉がすぐに元気を取り戻すといわれています。
まとめ
イチゴの栽培において、葉に異常が認められた際は、既に株自体が弱っているという認識をしなければなりません。
このような場合には、今回ご紹介した方法で対応してみてください。
それ以前に、葉が丸まらないように、普段から肥料の量と水分量には十分気をつけておきましょう。
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