ケーキに乗っているまたは使われているフルーツとして、すぐにパッと思い浮かぶのは「いちご」である人がほとんどなのではないでしょうか。
そもそも何故、ケーキにいちごがよく使われるようになったのでしょうか。
その理由を、由来と説を交えてご紹介いたします。
最初からケーキにはいちごだった?
そもそもケーキは「バタークリームにドライフルーツまたは栗やチェリー」というのが主流だったそうです。
よって、ケーキが日本で広まり始めた時には、「生クリームにいちご」というスタイルではなかったようです。
何故いちごと生クリームが主流になったのでしょうか
一説によると、「冷蔵庫」の普及と、「ハウス栽培」が広まった事により、いちごを流通させたいというプッシュがあったからという話があります。
「冷蔵庫」が家庭に広まる事により、比較的保存が効く「バタークリーム」である必要が無くなった為(単にバターが不足し、高騰していた為生クリームに切り替えたという説もあり)「生クリーム」が主流に変化していったという事のようです。
また、「ハウス栽培」が広まり、季節があまり限定されずに流通できるようになった「いちご」を広めたいという供給者側のプッシュによって、いちごをケーキに乗せて定番にしようと考えたという説があります。
そして、生クリームの「白」といちごの「赤」がクリスマスにぴったりだとされ、特にクリスマスに食べるケーキといえばいちごの乗ったショートケーキといったのが主になったという話があるそうです。
この頃のいちごはとても酸っぱかった
別の説によると、この頃は「果物=酸っぱい」というイメージが多く、いちごも例に漏れず「酸っぱい」ものとして認識されていたようです。
実際に「酸っぱかった」と話す人も多かった為、まだ品種改良が進んでいなく、実際に酸っぱかったのでしょう。
よって、その「酸味」をどうにか生かせないかと考えた結果、甘いケーキと組み合わせて売るようになったという話もあるようです。
まとめ
現在では様々なフルーツだけでなく野菜やその他の食べ物がケーキと組み合わさっているのが多く見受けられます。
それでも「ケーキ」といえば「いちごの乗ったケーキ」を想像する人がまだまだ多いかと思います。
そんな「いちご×ケーキ」の組み合わせが主流になったのには様々な時代背景、説がある事がわかりました。
この時に「いちご」ではなく違う果物が乗せられていたら、また違っていたのかと考えると面白いですね。
まだまだ、ケーキ屋さんの定番は「ショートケーキ」だという所も多く、これからも「定番のケーキ」には「いちご」が活躍していきそうですね。
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