甘酸っぱくておいしいイチゴ、スーパーや果物屋さんでよく見かけますよね。

いつも食べているあの赤いイチゴはよく知っていると思いますが、イチゴの花って見た事ありますか?

知らない人がほとんどだと思います。

イチゴの花は普通の植物と違って、少しおもしろい構造をしています。

普段なかなか見かける事のない花だからこそ、中身はどんな構造になっているのか、そしていつも口にするあのおいしいイチゴがどのようにして出来るのか気になりますよね?

イチゴの花の特徴

イチゴ 花 構造

イチゴは、バラ科の多年草植物(複数年に渡って生存する植物の事)で、開花期は3~5月くらいの時期です。

茎から数個の花が咲き、花びらは5枚で白色やピンク色をしたかわいらしい花です。

(一般的には白い花が多いようですが、品種により色は若干異なるようです。)

また、イチゴの花が咲く条件として、おおよそ外気が20度以下である事や、栽培する際に使用する肥料の成分にリン酸が多くチッ素が少ない事が知られています。

ただし、外気がおよそ5度以下になると休眠状態に入ってしまうようなので、その点に関しては十分注意が必要です。

イチゴの果肉が出来るまで

一般的に、被子植物(胚珠が子房に包まれている植物)は子房と呼ばれる箇所が果実となり、その果実が果肉として食される事がほとんどのようです。

しかしイチゴの果実に関しては、花托(茎が厚くなり、花びらや雄しべ・雌しべなどが形成されるところ)と呼ばれる箇所が肥大して果肉となります。

それではイチゴの「果実」にあたる部分はどこなのでしょうか?

実は、イチゴの表面のツブツブが「果実」にあたるのです。

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一般的な植物と比べて、少しイメージが異なる感じがしませんか?

ちなみにイチゴの萼(がく)は、成長して果肉についているヘタになります。

まとめ

イチゴの花は、白やピンク色でなんとなく想像通りのかわいらしい印象ですね。

花が咲くのにも温度や肥料の成分の違いなど、様々な条件がある事も分かりましたね。

それにしても、イチゴの果実はあの赤い部分ではなく、果肉についたツブツブである事は少し意外だったと思います。

普段気にせず何気なく食べているイチゴですが、どのようにして花から果実が出来るのか注目してみるのもおもしろいですね。

是非自分で食べる時に、よく観察してみてください。

 

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