家庭菜園でいちごを育てている方も多いと思います。
慣れてくれば初心者でも簡単に栽培出来るといわれていますが、育てる上で様々な問題も生じてきますよね?
その中の1つに、「花が咲かないので、いちごの実もならない」というものがあります。
せっかく甘くて美味しいいちごを食べようと思ったのに、実が出来ないととても残念ですよね。
そうならない為にも、なぜ花が咲かないのか知っておくと安心ですね。
いちごの花が咲くまで
いちごは、親株から伸びたほふく枝(ランナー)から出来た子株をもとに、それらを栽培して収穫されます。
苗の植え付けは秋頃(10~11月頃)で、春(4~5月頃)に花が咲き、収穫は初夏(5~6月頃)です。
なぜ咲かないの?
花が咲かないのには、栽培する上で様々な理由が考えられます。
1つずつ見ていきましょう。
■日当たり
日照時間が短いと、花芽形成されにくいと言われています。
日当たりの悪い場所にプランターを置くと、成長が促進されにくくなってしまうので、日中ちゃんと日が当たり一定の日照時間が確保出来るようにしておきましょう。
■肥料の成分
いちごを育てる上で、肥料の量や成分もかなり大事になってきます。
量は多すぎても少なすぎても良くないので、必ず用法と用量を守って与えましょう。
成分に関しては、窒素が多いと花芽形成が阻害され、リン酸が多いと花芽形成が促進されるといわれています。
また、いちご専用の肥料も存在するので、肥料を購入する際は、成分量を確認する事が大切ですが、もし分からない場合はお店の方や経験者に相談してみるのもいいでしょう。
■水やりの量
水やりの量やタイミングもかなり重要で、いちごは基本的には水を好む植物ですが、水をやりすぎると根が腐ってしまうので注意が必要です。
頻繁に水を与えるのではなく、タイミング的には少し乾いてきたかなという時にたっぷり水を与えるのが良いでしょう。
■ランナー(ほふく枝)のカット
いちごは、成長する過程でランナーがどんどん伸びていきます。
ランナーから子株を作る事が出来る為、その点に関しては良いのですが、ランナーに栄養が使われるという事は同時に花芽形成やいちごの実の成長が阻害される事を意味します。
少しでも花が咲くように栄養を与えるには、不要なランナーはカットする必要があります。
まとめ
美味しいいちごの実を作る為には、当然まず花が咲く事が前提となります。
日当たりや肥料の成分など、基本的な事を守るだけで初心者にも簡単に栽培する事が出来るので、是非自分で育ててみたいものですね。
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