イチゴを自分で自家栽培してみたいと考えている人も多いと思います。
イチゴは初心者でも比較的容易に栽培出来ると言われていますが、きちんと基礎知識をつけていないと美味しいイチゴの実を作る事は出来ません。
イチゴを栽培する上で気を付けない事は色々ありますが、なかでも病気はとても厄介なものです。
イチゴがかかる病気にはどのようなものがあるのか、見てみましょう。
病気の種類と主な症状
■うどん粉病
葉に白い粉のような斑点がつく病気で、やがて葉全体が白っぽくなっていきます。
この病気は春~秋によく見られ、生育の適温は20度前後といわれています。
この白い部分の面積が増えていくと、光合成が阻害され美味しい実が出来にくくなるようです。
■炭そ病
葉に褐色の斑点がつく病気で、ランナー(ほふく枝)などにも斑点がつきます。
親株から子株に感染したり、風や雨などで胞子が飛ぶ事により感染する事もあります。
この病気の感染時期も20度前後の頃だといわれています。
病原菌が根まで感染してしまうと、株は枯れてしまいます。
病気になったらどうしたらいい?
■うどん粉病
市販の薬剤を使用して治す事も出来るようですが、水で薄めた酢や重曹を散布する事によって症状がなくなる事もあるようなので、市販の薬剤を使うのが嫌な方にオススメの方法です。
炭そ病と同じで、放っておくと胞子が飛び被害が拡大してしまうようなので、注意が必要です。
■炭そ病
もし炭そ病にかかってしまったら、それ以上被害を増やさないように葉や枝を切断する必要があります。
また、湿度が高い状態だと繁殖しやすいので、風通しを良くしたり水はけをよくする事が大事だといえるでしょう。
まとめ
イチゴには、うどん粉病と炭そ病の他にも様々な病気があり、病気になってから市販の薬剤やその他の方法で対処するとなると、かなり大変な作業になります。
そうならない為にも、栽培する前に基本的な知識を身につけておく事と、その通り栽培する事が大事です。
生育初期などに薬剤を散布する事によって、より高い確率で病気を防ぐ事も出来ますが、土壌の肥料分や与える水分の量、最低限の日照時間など、その植物がどれだけ必要なのかを知る事が一番大切な事だといえるでしょう。
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