さくらんぼ、できれば大きくておいしい実をならせたいですよね。
でも、それはさくらんぼの生育次第だから、人ができることなんてない、なんて思っていませんか?
実は、さくらんぼの実を間引くことで、残ったさくらんぼに養分を行きわたらせ、大きいさくらんぼをならせる方法があるのです。
実を間引くことを摘果(てきか)といいます。
気になる摘果の方法とはどのようなものなのでしょうか?
調べてまとめてみました。
自然に実が落ちるのを待ちます
実は、さくらんぼの実が自然に落ちる生理落果という現象があります。
病気ではありませんが、大きくなる前に枝に残る実と残らない実があるのです。
まずは、生理落果を待ってから、摘果作業に入ります。
さくらんぼの花が咲いてから20日前後で、落ちてしまう実なのか、残る実なのかを見極めることができます。
ただし、佐藤錦は例外で、20日を過ぎても落ちやすいですから、摘果しすぎないようにします。
風通しと日当たりを良くします
残った実のうち、ぶどうのようにびっしりと実がついている部分では、風通しも日当たりも悪くなるので摘果します。
農家では、1か所に2~3粒まで減らしてしまうのだとか。
摘果の優先順位
変形して形が良くないものや、双子の実、小さい実、傷がついている実を先に摘果します。
それでも残った実が多い場合は、他の実も落として、風通しや日当たりのためのスペースを作ります。
枝の勢いをよく見る
枝の勢いをよく見て、弱っている木や、下向きの木は、実を少なく残します。
逆に、枝の勢いが強い木や、上にまっすぐ伸びた木は、実を多く残します。
実の状態をよく見る
これから大きくなる可能性のある実は、縦長の丸い形をしているそうです。
ですので、このような形の実は優先して残しましょう。
まとめ
さくらんぼは、生理落果を待ち、摘果作業をすることによって風通しと日当たりをよくすることで、残った実に栄養を行きわたらせ、大きくすることができるそうです。
枝の勢いや実の状態を見ながら、様子を見て適宜摘果するようにしてください。
以上、さくらんぼの摘果の方法についてまとめました。
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