さくらんぼの枝は剪定しすぎないほうがよいといいますが、それでも何もせず放置するというわけにもいきません。
また、伸び放題になって木の形が変形しないよう、誘引といって、伸ばしたい方向へ向けて育つように工夫してあげる方法もあります。
さくらんぼの剪定はどのように行うのでしょうか?
そして、誘引の方法とはどのようなものなのでしょうか。
調べてまとめてみました。
さくらんぼの花芽を剪定する
さくらんぼの花は、毎年同じ場所に固まって咲きます。
若い枝の花芽は、枝のすぐ近くにありますが、年数を経るごとにだんだん伸びてきて、枝から遠くなったり、花芽の根元に新しい花芽ができたりします。
1か所に花芽がいくつもあったら、枝から遠くなった方を剪定ばさみで切り落とします。
切り口から、病気に感染しないように保護材を塗ってあげます。
剪定する枝
内向きに伸びている枝、まっすぐ上に伸びている枝、下向きの枝は剪定します。
逆に、ななめ45度上に伸びている枝は角度が良いため残します。
さくらんぼの枝を平行に伸ばす
さくらんぼの木は、上へ上へと伸びていきがちで、大きくなりすぎると手入れがしにくくなります。
「頂芽(ちょうが)優勢」といって、先端にある芽ばかりが伸びて、下の方の芽は伸びにくくなってしまうそう。
そのため、さくらんぼの枝を地面に垂直ではなく平行に近づくよう伸ばすことで、全体へ養分を行きわたらせ、まんべんなく実がなるようにすることも大切です。
支柱や杭を使って固定する
さくらんぼの木が小さいときは、支柱を使うと良いそうです。
木の枝を曲げ、誘引用の紙テープで支柱に固定します。
大きく強い木になってしまってから誘引する場合は、地面に杭を打って固定します。
枝に紐を結び、杭とつないで引っ張ります。
このとき、木製の杭では力負けしてしまう場合は、金属製の杭を使うそうです。
まとめ
さくらんぼの木は、ななめ45度上向きの枝が良く、逆に、内向き、下向き、まっすぐ上向きの枝は剪定します。
1か所に複数の花芽ができていたら、枝から遠いほうを剪定します。
さくらんぼの枝は、上向きになりがちな枝が平行になる近づくように、支柱や杭を使って引っ張って誘引します。
以上、さくらんぼの剪定と、誘引の方法についてまとめました。
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