いちじくは様々な効能を持つ果実です。そして、とても栽培しやすく、実がつきやすいことから、苗木から育てる方も多くいらっしゃるようです。せっかく育てていても、実がならなかったらがっかりですね。今回は、いちじくの実がならない原因について探ってみました。
いちじくの栽培での注意点
いちじくは、種のない単為結果の果樹です。その為、栽培は苗木から行います。
栽培方法は、まず苗木の植え付け、定期的な剪定、それから、日光、水やり、肥料、殺菌、殺虫、が基本です。
いちじくには、200以上の種類があり、まずは、どの品種を選ぶかが大きなポイントとなってきます。
大きく分けると、春から初夏に収穫できる夏果と、秋に収穫できる秋果、それから両方収穫できる夏秋果兼用とあります。それぞれ、剪定の方法が違いますので、これを間違えると、実がならなかいことがあります。
どの場合でも、果実に日光が当たらなくなったり、風通しが悪かったりすると、生育が悪くなり、病害虫が発生します。邪魔な枝はきり、花芽がついていない枝も切り戻しておきましょう。
また、いちじくはとても水分を吸収する果樹です。乾燥すると、葉が落ちて弱ってしまいます。特に乾燥する季節や真夏などには注意しましょう。
根元に腐葉土を敷いて乾燥を防ぐ方法もあります。乾燥は禁物ですが、水をあげすぎてまたってしまうような場合も根が痛み、枯れてしまう原因になります。
苗を植える際の土は水はけの良いものが適しているでしょう。また、酸性の土より、弱アルカリ性の土を好みますので、苦土石灰を混ぜておくとよいでしょう。
肥料は、春から秋にかけて成長期なりますので、肥料が途切れないように月に1度のペースで与えましょう。また植え付け時と収穫時の後にも忘れずにあたえましょう。
最後に、病気や害虫対策ですが、病気は梅雨の時期の疫病秋の長雨では黒かび病が発生することがあります。
殺菌剤を使用して対処しましょう。春先になるとカミキリムシの幼虫が枝や幹の中に入って食い荒らしてしまい、腐らせてしまうことがあります。殺虫剤を使用して、こまめにチェックしましょう。
まとめ
このように、いちじくの栽培では「植え付け」「剪定」「水やり」「肥料」「殺菌」「殺虫」の基本ルールをしっかりと頭に入れておけば、育てやすい果樹です。2年目からすぐに収穫もできますので、頑張って楽しみながら育ててみましょう。
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