いちごは世界で愛されており、日本では輸出するだけではなく輸入も行っています。
日本では、その輸出や輸入量、価格はどれ位なのでしょうか。
気になる統計をまとめました。
いちごの輸入に関して
日本国内では、11月~3月まではケーキなどの材料として使用されることで、各地域で出荷量が多くなります。
一方で、特に夏場は輸入する量が増えるのです。
輸入量は平均して年間2,000t、中でもアメリカからの輸入は90パーセント以上を占めています。
アメリカ以外からは韓国からの輸入もあります。
農薬などの問題があり、一度は輸入自体が減少傾向にあった輸入いちごですが、2014年から再び増加傾向となっています。
また、冷凍いちごの輸入は中国からをメインとしており、平均して年間年は20,000tほどです。
金額は合計20億円以上となっており、年々増加しているのです。
冷凍いちごはジャムなどの材料とされるもので、中国以外にもアメリカ、チリなどからも輸入されています。
他にも‘調整いちご’という物が存在します。
主にかき氷のシロップや飴などの材料となるものです。
輸入量は平均して年間3,000t、アメリカ、中国、フランスなど様々な国から輸入しているものです。
輸出量は?
栃木県、福岡県、熊本県、長崎県が出荷量のほとんどを占めています。
他には静岡、愛知なども行っています。
しかし、その量は大変少なく、平均して年間120tほど、金額も2億円程です。
輸出産業とはなっておらず、韓国の方が圧倒的に輸出量は多くなっています。
日本産いちごの価格
海外から輸入されるいちごもありますが、甘さが少なく固さがあり、日本では人気がありません。
そのため、国内のみでの価格競争となり、あまり激しい変動は起こらないのです。
まとめ
日本のいちごは、大量生産ではなく、お菓子など加工をして楽しむことには不向きであるとも言えます。
いちごの味を楽しめるように改良されてきたことが魅力でもあります。
海外への輸出に関しては、まだ課題も多い日本のいちご産業ですが、日本の美味しいいちごが世界に広まってほしいですね。
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