スイカゼリーを作るとき、固まりにくいと思ったことはありませんか?
キウイやメロンなど、フルーツでゼリーを作ると、酸の影響で固まりにくくなることがあります。
スイカの場合も、酸が、ゼリーが固まるのを阻害しているのでしょうか?
また、他のフルーツの場合は、どうして固まらないのでしょうか?
調べてまとめてみました。
そもそもゼラチンは何でできている?
ゼラチンとは、動物の骨などを原料としており、熱を加えてコラーゲンを抽出したものをいいます。
ゼラチンは、たんぱく質が主成分で、酸っぱいものと一緒に煮て固めようとすると固まらない性質があります。
特に、パイナップルやキウイなど、酸っぱいフルーツと一緒に煮て固めようとすると、固まりません。
これは、酸によってたんぱく質がアミノ酸に分解されることによるものです。
スイカのゼリーが固まらないのはなぜ?
スイカ自体は、酸っぱくないですよね。
スイカはほぼ中性です。
ということは、スイカの成分の問題、化学的な問題というよりも、作り方に問題があったのではないでしょうか。
物理的に、ゼラチンがしっかりと溶けるような温度までスイカジュースを温めましたか?
具体的には、80℃以上ないとゼラチンは溶けないのだそう。
また、スイカジュースの量に対して、ゼラチンの量を十分加えることが大切です。
ゼラチンの量が少ないと、スイカジュースはうまく固まりません。
最後に、冷やし固める時間を十分に取ることも大切です。
すぐ食べたいのもわかりますが、じっくり固まるのを待ちましょう。
まとめ
ゼラチンは、酸っぱいフルーツと一緒に煮て固めようとすると、酸の影響で固まりません。
酸は、ゼラチンのタンパク質を分解してアミノ酸にしてしまいます。
スイカの場合、酸の影響はないので、固まらない場合は作り方に問題があったと考えられます。
80℃以上でスイカジュースを温めること、ゼラチンの量を十分加えること、冷やし固める時間を十分に取ることなど、基本的なゼリーの作り方をおさらいしてから作ってみると良いでしょう。
以上、スイカがゼラチンで固まらないときに考えられる理由をまとめてみました。
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