バナナは身近な果物ですが、なぜバナナという名前がついたのか?と疑問に思うことはありませんか?
バナナは大変歴史の古い作物で、紀元前5千年~1万年前頃に栽培が始まったとされています。
また、日本では昔、バナナのことを「芭蕉」と呼んでいました。
今回はバナナの名前の由来についてご紹介します!
バナナの由来
バナナの名前の由来はアラビア語で手足の指という意味である「banan(バナーン)」という説と、西アフリカの言語で(複数の)指を意味する「banema(バネマ)」という説があります。
それが、コンゴ川の河口にある港のひとつの「banana」港から英語圏に伝わったためとされています。
現在でもバナナを取り扱う会社ではバナナの房のことを「hand(手)」といい、バナナ1本のことは「finger(指)」といいます。
「ひとつのhandには20本前後のfingerがついている」という風に表すそうです。
確かに、バナナの房の広がり方は手を広げた様な形に似ていますよね。
アラビア語のbananの説の方が有力とされていますが、双方共指を指し示す言葉であることから、名前の由来は手の指を指し示したもので間違いなさそうです。
バナナの和名である「芭蕉」
「芭蕉(ばしょう)」はバナナとそっくりな花と実を付けることから英名でジャパニーズバナナと称されています。
これは松尾芭蕉と関連があるとされており、様々な説があります。
元々、松尾芭蕉は桃青と名乗っていた頃に弟子が当時大変珍しかったバナナそっくりの芭蕉の木を植えたことから、それにちなんで「芭蕉」という名を自ら名乗ったという説や、謡曲である「芭蕉」から因んで自らを芭蕉と命名し、芭蕉という名前から芭蕉の木を植えたという説が有名でしょう。
このように、バナナは松尾芭蕉と深い関係があるということがわかりました。
また、当時のバナナは種があり食べられるものではなかったとされており、食用のものは「実芭蕉」と言われたそうですよ。
まとめ
今回はバナナの名前の由来について調べてみました。
バナナが手の形に似ているというのはとても納得できますよね。
今でもバナナをhandやfingerと表すことはその名残なのでしょうね。
また、和名の「芭蕉」と松尾芭蕉には少なからず関係があることもわかりました!
バナナの歴史は本当に古いと実感できますね。
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