バナナには、特有のにおいを感じることがありますよね。

普段当たり前に嗅いでいるので、「バナナのにおいだな~」程度にしかあまり思いませんが、そのにおいは、いったいどんな成分から成り立っているのでしょうか。

エステル

バナナ におい 成分

バナナのにおいの元は、「エステル」と呼ばれる化学物質なのだそうです。

エステルとは、有機酸とアルコールなどが合わさった化合物で、バナナには「酢酸イソアミル」という、酢酸とイソアミルが結合したものが含まれており、それがバナナ特有のにおいの元なのだそうですよ。

何だか難しい話になっていますが、化学物質がにおいの元だったのですね!

酢酸イソアミル

酢酸イソアミルはバナナだけでなく、メロンにも含まれるそうです。

バナナのにおいの元となっているので、バナナエッセンスなどの香り付けにも使われるようですよ。

酢酸イソアミルは無色透明の液体ですが、ある条件化下では爆発することがあるため、この液体単体では危険物に分類されているそうです。

そもそも…食べて安全なの?

化学物質が含まれているなんて聞くと、まず「食べるのは安全なの…?」と思ってしまいますよね。

結論から言うと、「問題ない」ようです。

一安心ですね。

バナナに限らず、それ単体で多量に摂れば危険でも、ごくごく少量を食品添加物として化合されていることも多いですね。

体臭がバナナの臭い…は要注意!

ちょっと角度を変えてバナナのにおいについて考えてみますが、体臭が甘いバナナのような香りがしてきたら、それは要注意です。

その甘いにおいは「ケトン体」というもので、糖尿病が原因でインスリンが少なくなったときや、ダイエットによりエネルギーが不足したときなどにケトン体は生成されます。

もしも「最近体臭が甘いにおいだな…」と思うようなことがあれば、糖尿病などの病気が隠れているかもしれません。専門医を受診したほうがよさそうです。

まとめ

バナナのにおいについてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。

普段何気なく嗅いでいるバナナの甘いにおいですが、いろいろな原因や理由があるのですね!

とてもポピュラーで当たり前に食卓にあるバナナですが、さまざまな成分や栄養を知ることで、もっと興味が持てそうです。

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