バナナを保存しているうちに皮にあらわれる、黒い点々ありますよね。
「シュガースポット」と呼ばれますが、それはバナナが熟して、おいしい食べごろになった証です。
いつもは出るのに、いつまで待ってもシュガースポットが出ないことがあるのはなぜでしょう。
しばらく待ってもシュガースポットが見られないどころか、全体的に黒ずんできてしまった…ということもありますよね。
この記事では、バナナのシュガースポットが出ない理由について、まとめていきたいと思います。
シュガースポットが出たバナナは栄養価が高い
まだ鮮やかな黄色のバナナはきれいですが、未熟なバナナには「難消化性でんぷん」というものが含まれています。
そのため、人によっては消化不良を起こすことがあるようですよ。
だんだんと熟成が進んでシュガースポットが出てくると、食べごろのサインです。
難消化性でんぷんがブドウ糖や果糖に分解されて、栄養が豊富になったサインなのです。
甘くてより美味しくなった上、栄養価も高くなっているということなら、とても嬉しいですね!
シュガースポットが出ない理由
バナナの最適な保存の温度は、15℃程度とされています。
15℃から20℃くらいで保存するのがよいでしょう。
13℃を下回ってくると、熟成がとまってしまいます。
そうなるとシュガースポットがうまく出ず、全体的に黒ずんできてしまいます。
黄色い皮が黒ずんでしまっても、中が白ければ通常どおりに食べることができます。
もしそのまま食べることに抵抗があるなら、バナナケーキにしたりパウンドケーキに入れたりと、お菓子作りに使うのも良いかもしれません。
程よい甘みが入って、美味しく食べられますよ。
中の身の部分も茶色くなったり、なにか変化がある場合には、食べるのを避けたほうが安心かもしれませんね。
まとめ
人によって、バナナをどの熟成段階で食べるかは好みが分かれますが、なるべくなら栄養価が高いときに食べたいですよね。
美味しさと栄養の面での食べごろの目安となる「シュガースポット」。
購入後約3~4日くらいだと思いますが、早く熟させたいときは、りんごなどと一緒に保存しておくと、早く追熟しますよ!
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