バナナは世界中で多く生産し、食べられていますよね。
世界のバナナ生産量は地域によって差がありますが、バナナベルト地帯の間に含まれている地域のバナナが美味しいものが多いそうです。
今回は生産量をはじめとした、世界のバナナ事情についてまとめていきますね!

世界でのバナナ生産量

世界 バナナ 生産量

2013年のデータでは、世界でのバナナ生産量は1位インド(2758万トン)、2位中国(1208万トン)、3位フィリピン(865万トン)、4位ブラジル(689万トン)、5位エクアドル(600万トン)と続きます。
この国には共通点があり、赤道を挟んで南緯30度から北緯30度の間の地帯をバナナベルト地帯といい、このバナナベルト地帯に上記5つの国が含まれています。
バナナベルト地帯はバナナの発育環境として最適な熱帯、亜熱帯で高温多湿の地域が多いとされています。
そのため、この地域内で作られたバナナは甘く美味しいものが多いのだそうです。

バナナ生産量=輸出国?

しかし、1位、2位のインドと中国産のバナナは日本で見たことありませんよね。
日本で見るバナナの輸出国は1位フィリピン(93%)、2位エクアドル(4%)、3位台湾、4位ペルー、5位グアテマラと続いており、インドと中国の名前はありません。
ほぼフィリピンからの輸入だということがわかりますね。
インド産や中国産のバナナが美味しくないから輸出しないわけではなく、生産量が多いインドと中国は国内で消費するために作っているのです。
実際、作っているバナナの種類は多岐に渡っており、味もとても美味しいものが多いそうですよ!
ですので、生産量≠輸出国となることは当然なのです。

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日本の食卓からバナナが消えるかも?

新パナマ病というバナナの病気が蔓延しているのはご存知でしょうか。
輸出国の1位と2位であるフィリピンとエクアドルで蔓延しつつあるこの病気は、雨がしばらく降らなかったことから土壌汚染が進んだ結果、カビ菌が根から入り込みバナナの木を枯れさせてしまうという病気です。
元々パナマ病というものがありましたが、パナマ病に対して抗体をもっている品種の木であるにも関わらず感染してしまうため、「新パナマ病」と呼ばれています。
特にフィリピンではこの問題が深刻化しており、新パナマ病の影響により日本からバナナが消えるのではないかと懸念されているのです。
しかし、今後はフィリピンとエクアドルが減る代わりに、インドネシアやメキシコからのバナナの輸入が増えるのではないかと言われており、我々の食卓からはバナナは無くならないだろうと予想されています。

まとめ

今回は世界のバナナ生産量について調べてみました。
1位のインドと2位の中国の差が倍近くの違いがあるということがわかりました。
特にインドのバナナは甘みが強く美味しいそうで、食べられる機会があればいいなと思いました!
新パナマ病の蔓延により、これから日本で見られる産地が変わる可能性があります。
バナナに関して日本人の舌は肥えているそうなので、これからのバナナ事情にも個人的に着目していきたいと思っています。

 

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