紫外線の実験によくバナナが使われているようです。
なぜバナナなのでしょうか?
気になりましたので調べてみました。
バナナは日焼けをする?
人が日焼けをするのは紫外線の影響です。
バナナも紫外線で日焼けをするのでしょうか?
日光がバナナの皮の色を変えるのか、という実験があります。
実験のやり方はこちらです。
- バナナを二本用意します。区別がつくように、印をつけておきます。そして、一部にアルミニウムはくを巻いておきます。
- 天気の良い日に、直射日光のあたる場所と、日光の当たらない蛍光灯などの下を選んで、紫外線チェックカードで紫外線の強さを確かめます。
- バナナの一本は、直射日光の当たる場所に置きます。もう一本は室内の蛍光灯の下などの場所におきます。どちらも3時間以上そのままにしておきます。
- その後、二本のバナナのアルミニウムはくを取り外します。そして暗くて涼しい場所に置いておきます。
- その、1~2日後にどのような変化が現れたかを確認します。
これで、直射日光が当たっている方のアルミで包まれていない部分が黒く変色するそうです。
なぜ黒く変色する?
黒くなった原因は紫外線です。
バナナはもともと緑色をしています。
緑色の色素のクロロフィルにより紫外線から身を守っているのですが、店頭に並ぶ時には、クロロフィルは壊れていて黄色くなっています。
そこに紫外線をあてると、身を守れないので、皮の細胞が壊れ、黒く変色するのです。
バナナは元々の色が薄く紫外線の影響を受けやすいこと、変化がわかりやすいこと、お安く入手できること、一年中入手しやすいことなどの理由から、実験にはバナナが用いられるようです。
日焼け止めクリームはバナナにも効果がある?
アルミホイルではなく、日焼け止めクリームを塗る実験結果もありました。
SPF50+のものを使用すると、バナナは茶色くならなかったようです。
日焼け止めクリームというのは人用のものではなく、紫外線から守るために、何にでも使えるということがわかります。
実験以外では、バナナ等に日焼け止めを塗ることはないかと思いますが…。
まとめ
人間と同じようにバナナも日焼けをするのですね。
興味のある方は是非実験をしてみて下さい。
材料費をあまりかけずに実験が可能かと思います。
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