バナナはスーパーなどで購入したばかりのとき、まだ熟す前の若い状態であまり甘くありませんよね。
どんどん追熟が進み甘く柔らかくなるのですが、どのような温度で保管するのが良いのでしょうか。
また、追熟させる方法とはどんなものなのでしょうか。
バナナの保管と温度
バナナは、害虫などの問題から法律で決められているため、皮が緑の状態でしか輸入ができません。
この状態のバナナは味も渋く、食べられる状態のものではありません。
そのため緑色のバナナには害虫が寄り付かず、バナナと一緒に外来種の害虫も輸入…なんてことがないので、輸入が認められているのですね。
だんだんと追熟が進んでいき、スーパーに並ぶときには黄色くなっているものがほとんどです。
しかしまだ甘みが足りず、食べごろにはなっていないですよね。
黄色が濃くなって、「シュガースポット」や「スウィートスポット」と呼ばれる黒い点々が出てきた頃が、甘み、栄養ともに食べごろですが、それまで数日、保存することになります。
バナナの保存に適した温度は15℃~20℃といわれています。
バナナは熱帯地方の果実なので寒さには弱く、13℃を下回ると追熟が止まってしまいます。
逆に、追熟を遅くさせて通常より長く保存したいときには、寒い中に置くか、冷蔵庫の野菜室で保存する方法もあります。
バナナをラップでくるむかポリ袋に入れて保存します。
皮は早くに真っ黒になってしまいますが、中身は白いので、問題なく食べることができますよ。
バナナが熟す方法
バナナが熟すのは、放出される「エチレンガス」によるものです。
同じようにエチレンガスを出すリンゴなどと一緒に保存しておくと、より早く追熟が進みます。
もっと早く、今すぐに熟したように甘くしたい!という場合も、方法があります。
それは、「50℃のお湯に5分間つける」というものです。
その後1時間常温で放置してからラップかポリ袋で包み、冷蔵庫保管すると、日持ちもするんですよ!
すぐに食べる場合は、レンジでの加熱でも代用できます。
まとめ
バナナは追熟により、柔らかさも甘さも変わりますよね。
上手に追熟を進めて、おいしく健康にバナナを摂りたいですね。
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