バナナはまだ若い緑色の状態で輸入されますよね。

それは害虫などの問題で、バナナは緑色の状態でしか輸入してはいけないという決まりがあるためです。

その後スーパーに並び、購入して食べるまでにはだんだんと追熟が進んでいますが、買ったばかりではまだ固くあまり甘くもないですよね。

実は、そんなバナナを早く追熟させる方法はあるのです。

この記事では、バナナの追熟と色素の変化について、解説していきたいと思います。

なぜバナナは色が変わるの?

バナナ 対熟方法 色素変化

そもそも、バナナの皮はどうして色が変わっていくのでしょうか?

それには、バナナの皮が持つ色素に理由があります。

バナナの緑色の色素の元となるのが、「クロロフィル」という物質です。

そして黄色の色素の元となるのが「カルテノイド」というものです。

これらの色素がバナナの皮に含まれるわけですが、黄色より緑色の方が強いため、バナナの皮は緑色に見えます。

そしてバナナがどんどん熟してくると、これらの物質が分解されていきます。

緑色の色素の方が早く分解されるので、黄色の色素が残り、外からは黄色に変化したと見えるわけです。

早く黄色く、甘くしたい!

購入したバナナをすぐ食べたいときや、早くお菓子などの材料として使いたいとき、「今すぐ甘くなってくれないかな~」などと思ったことはありませんか?

実は、バナナを早く甘くする方法はあるのです。

その方法というのは、「バナナを50℃のお湯に5分間つける」というものです。

この作業をするだけで甘くなります。

それをラップやポリ袋で包み冷蔵庫で保管すると、通常よりも長期保管が可能で、2週間ほどおいしく保存することができますよ。

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また、すぐに食べたり料理作りなどに使う場合は、レンジで加熱することでも甘くなります。

自然な追熟を待つ場合は、発せられる「エチレンガス」の効果で追熟が進むので、りんごなどと一緒に保存しておくと早く甘くなります。

まとめ

バナナの色が変わっていく様子はあたりまえですが、メカニズムを知るとより面白いですね。

バナナの対熟を早める方法もあり、手間も時間もかからない簡単な方法なので、早く食べたいときには試してみると良いと思います。

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