多くの家庭で毎日のように食べられているバナナ。

日常に不可欠なものです。

そんな、バナナの生産ができなくなるかもしれない?

そんな問題があることを知りました。

詳しく調べてみました。

なぜバナナが生産できなくなる?

バナナ 生産 問題

新パナマ病という病気でバナナが絶滅の危機にあるというニュースがありました。

パナマ病というのは、真菌、カビの仲間のうち、特定のタイプがバナナに病気を引き起こすそうです。

トマトやサツマイモなどを標的にするタイプもあるようです。

新パナマ病というのは、そのパナマ病の一種です。

パナマ病って?

土から根を通して感染します。

そして、水を吸い上げる管を詰まらせます。

そして病にかかってしまったバナナは、葉が黄色くなっていき、枯死してしまいます。

一度土壌が汚染されてしまうと農薬などで抑えることはできずに数十年間汚染が続いてしまうようです。

バナナは品種改良によって種がなくなったために、株分けで栽培されています。

その結果、同じ品種のバナナは同じ遺伝子を持っているので特定の病原体に感染し易くなってしまったようです。

実際に被害は起きている?

フィリピンの最大の産地であるミンダナオ島(日本が輸入しているバナナの90%の生産地)で、ここ数年新パナマ病の被害が拡大していっているようです。

元々は1990年代にバナナが枯れたり黒ずんだりするパナマ病が発生したのですが、そこでキャベンディッシュという病原体の侵入を防ぐという特徴のあるバナナが現れました。

そのころからキャベンディッシュの生産に方向転換したそうです。

キャベンディッシュは毎年5500万トン生産されています。

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解決策は?

同じ遺伝子を持つものを育てているから、病気になってしまった時にすべてが病気になってしまうので、多種多様の遺伝子のものを育てられるように、遺伝子工学によって改良すること。

そして、その遺伝子に適した栽培の方法を考えることが大事だとされています。

まとめ

日頃当たり前のように食べているバナナがなくなってしまっては困りますね。

消費者である私たちにできることはないかもしれませんが、バナナでも何でもあって当たり前ではないということがわかりました。

もっと大切にしたいなって思います。

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