元気がいいのは何よりですが、スイカのつるばかり伸びて花がつかなかったり、実がならなかったりするのは困りものですよね。
実は、このような状態のことを「つるぼけ」といい、対策をすれば、花が咲き、実がなる場合もあるのです。
スイカのつるぼけ対策についてまとめてみました。
肥料のやり方に注目!着果前の窒素の与えすぎはつるぼけの原因に
実がつく前に窒素肥料を与えすぎると、つるばかり伸びる原因になります。
生育初期の窒素肥料は控え目にして、スイカに実がついてから窒素肥料を与えるようにしましょう。
定植1ヶ月前に、1平方メートルあたり堆肥3kg、苦土石灰(くどせっかい)100g、菜種油粕150g程度を施します。
定植する10~15日前に、化成肥料を等を1平方メートルあたり30gほど施すと良いそう。
化成肥料は、窒素8:リン酸8:カリウム8くらいの成分の割合がよいでしょう。
定植後、追肥の時期は、1番目にできた実が確認できたころに一回行います。
スイカの根元に1平方メートル当たり40~50gを施します。
さらに、1番目にできた実がお茶碗くらいの大きさになったころにもう一回追肥を行います。
一度にたくさん追肥するのではなく、こまめに与えるのがポイントです。
窒素成分が多すぎるのではと気になる場合は、窒素成分の含まれない液体肥料等を使用するのも良いでしょう。
既につるぼけしてしまったら?摘心するのも一つの方法
肥料に気を付けていても、つるぼけしてしまったということがあるでしょう。
そういう場合は、親づるの先端を摘み取る「摘心(てきしん)」をすることで、花が咲くことがあります。
まとめ
いかがでしたか?
スイカのつるばかりが伸びて、花も実もつかない「つるぼけ」の対策についてまとめました。
肥料を適切に与えること、親づるの先端を摘心することで、花が咲くようになる場合があります。
特に、窒素のやりすぎには注意が必要です。
窒素って何?と思ったり、肥料の選び方が分からないという場合は、近所のホームセンターやJAでオススメの肥料を紹介してもらいましょう。
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