皮ごと食べるぶどうには便秘解消の効果が期待されているって、ご存知でしたか?
便秘にお悩みの方って多いと思います。
旬のくだものをおいしく食べて、つらい便秘が少しでも解消できるならうれしいですね。
でもどうしてぶどうは便秘に良いのでしょうか?
水分の補給
ぶどうに便秘解消が期待されている理由はいくつか挙げられます。
まず、ぶどうには水分が豊富に含まれているということ。
便の水分量が不足すれば、固くなって排出しにくくなりますね。
便の水分量が少なくなるのは、身体は水分が不足したとき、腸からも水分を吸収しようとするからなんです。
水を飲むだけではなくて、食べるものから得られる水分も大切なんですね。
酸の作用
2つ目は酸が豊富に含まれているということ。
クエン酸や酒石酸が含まれているのですが、これが腸を刺激してぜん動運動を活発にするのだそう。
そうすると排便が促されるはず、と期待されているわけです。
酸には悪玉菌の繁殖を抑える働きもありますから、腸内フローラの改善にもつながりそうです。
水溶性食物繊維
そして、もう一つは水溶性食物繊維が豊富なこと。
これはぶどうの皮の部分に多く含まれますから、皮ごと食べることが大切なんです。
水溶性の食物繊維は便の水分量を増やして軟らかくしてくれます。
また善玉菌の餌になりますから、善玉菌を増やして腸内フローラのバランスを改善が期待できるのです。
実の部分にも水溶性の食物繊維は含まれていますが、やはり多く含まれるのは皮の部分。
ぜひ、皮ごと食べられるぶどうを召し上がってください。
干しぶどうも効果がある?
干しぶどうも皮ごと食べられますので、食物繊維を多く摂取することができますね。
乾燥しているので、栄養分も凝縮されています。
ところで、干しぶどうを食べると糖分も凝縮されてとても甘く感じますね。
ぶどうには果糖やブドウ糖といった糖分が多く含まれているのです。
食べすぎにはちょっとご注意ください。
おなかの調子を整える
ぶどうに含まれているポリフェノールのひとつであるタンニンは収れん作用があるのだそう。
その腸管粘膜を引き締める働きから、腸の炎症を抑えて下痢を改善する効果が期待されています。
またタンニンやカテキンには腸内の悪玉菌減少・善玉菌増殖を助ける働きも期待されているのです。
便秘解消には、まずおなかの調子を整えることも大切なんです。
まとめ
薬を使わず、食べるもので便秘が解消できたらうれしいですね。
ぶどうにはポリフェノールやビタミンなどの栄養素が多く含まれていて、便秘解消だけでなく、老化予防や美容効果、がん予防効果なども期待されているそうです。
おいしく食べて健康になりましょう。
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