ぶどうは、マスカットのような黄緑色、巨峰のような紫色など、いくつかの種類がありますね。
赤っぽいぶどうよりも、紫を通り越して黒に近いぶどうのほうがおいしそうに見えます。
しかし、黄緑色から黒色に近い色へと色づく品種であるのにも関わらず、薄い紫色にしかならないなど、着色がうまくいかないことがあります。
これを、着色不良というそうです。
いったい着色不良の原因とは何なのでしょうか?
調べて、まとめてみました。
ぶどうが着色する理由
ぶどうの皮には、アントシアニンという色素が含まれています。
着色が濃いときには、アントシアニンの含有量が多いという比例関係があると言われているのだそう。
また、太陽の光を浴びて光合成をして、ぶどうは糖分を蓄えるのですが、この糖分の一部を使って着色にまわしているのだとか。
ぶどうの着色不良の原因
ブドウの着色不良の原因とは、いったい何でしょうか?
実は詳しく分かっていないのですが、気温が高い土地では着色不良が起きやすいことがわかっているのだそう。
次に、日照が足りないことも原因の一つではないかと考えられています。
1房になる果実の数が多すぎ、栄養がいきわたらないことも着色不良を引き起こすそうです。
ぶどうの着色不良への対策
気候はどうしようもないので、きちんと栄養がいきわたるように、房の数を間引いて少なくすることが対策となるそう。
また、ぶどうの木の皮を環状(輪っかになるように)剥ぐと、着色不良が改善されるという技術もあるのだそうです。
ただ、皮が着色していなくてもおいしく食べられる糖分が含まれていることもあるそうなので、家庭菜園だとそれほど気にしなくてもよいという意見もあります。
まとめ
ぶどうの着色不良について、原因と対策についてまとめました。
ぶどうは糖分を使って着色をしているので、日照が足りないと光合成ができず、栄養が行きわたらずに着色不良になることもあるのですね。
気温が高すぎる土地でも着色不良になるので、ぶどうの生産に向く土地と向かない土地がある理由にもなっているのですね。
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