スーパーで安く売っていたぶどう。
ラッキー!と思って買って、家で食べようとしたら、粒がぽろぽろと落ちてしまった!
そんな経験はありませんか?
ぶどうの粒が落ちることを、脱粒といいます。
脱粒してしまう原因とは、いったい何なのでしょうか?
調べてまとめてみました。
ぶどうが脱粒するのはおいしい証
ぶどうは、成長し、完熟すると脱粒するそうです。
なぜかというと、当たり前ですが、ぶどうの粒には種が入っているからです。
鳥が来てブドウを食べ、フンの中に種が残ったまま地面に落としてくれれば、そこからブドウの芽が出てきます。
木にぶどうがなっている状態で、鳥に食べられずに粒が地面に落ちることもあります。
そこから発芽して新しいぶどうの木が生えるのです。
つまり、ぶどうが脱粒するのは自然なことなのですね。
脱粒するのは、完熟した甘くておいしいぶどうなのだそうです。
ただ、脱粒しやすいものは新鮮ではないです。
少しゆすってみて、ぽろぽろと実が落ちてしまうものは、おいしくても贈り物などには向かないでしょう。
種なしぶどうは脱粒しやすい
種なしぶどうは、種なしにするため「ジベレリン」という薬剤を使っているために、軸が固くなるそうです。
そのために、輸送時のちょっとした衝撃で脱粒しやすくなるのだそう。
種なぶどうは人気なのですが、脱粒しやすくなるが故に、農家さんの中にはジベレリンを使用せず、種なしぶどうを栽培せず、種ありぶどうにこだわる方もいらっしゃるのだとか。
品種によって脱粒しやすさに違いはあるの?
巨峰、ピオーネ、紅伊豆、藤稔は脱粒しやすいぶどうなので、丁寧に扱う必要があるそうです。
逆に、脱粒しにくいのはネオ・マスカット、タノレット、甲斐路、ロザリオビアンコといった品種なのだそう。
まとめ
ぶどうの粒は、完熟すると脱粒しやすくなり、また、種なしぶどうだと脱粒しやすいのだということがわかりました。
原因は、自然の摂理によるものと、薬剤の使用によるものが挙げられます。
以上、ぶどうが脱粒する原因についてまとめました。
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