韓国で日本の品種を販売し、非常に多くの稼ぎを得ている人間が居るとニュースになりました。
日本のいちご農家の方々が品種改良や研究を重ねて作られたいちごが、韓国では簡単に手に入れているという状況なのです。
ニュースに関して詳しくまとめました。
盗まれた後の状況とは?
韓国に無断で持ち出されたことにより5年間で220億円損失とされています。
この損害額に関しては不明点も多いようです。
しかし、本来であれば日本がアジア諸国へ輸出するはずの品種です。
それを韓国が盗んで転売をしている状況であるため、やはり日本国民の怒りに触れる行為であることは間違いないでしょう。
農水省の発表では、韓国のいちご生産量の9割は日本の品種だそう。
有名な‘とちおとめ’や、‘レッドパール’などを無断で持ち帰り、新しく‘雪香(ソルヒャン)’‘梅香(メヒャン)’‘錦香(クムヒャン)’といった新しいいちごを作り出しています。
アジア諸国へ輸出を行っており、その量や金額は日本以上です。
登録していれば防げた?
品種登録をしていた場合、いちごの品種を開発した人間に許諾料が入るのです。
今回のいちごに関しては、登録していた場合1年で16億円程に上ったそうです。
2012年まで韓国には品種登録制度がなく、盗まれる前に日本は対応することが出来なかったことが大きな要因と言えるでしょう。
品種登録をしていないため、栽培を中止させたり盗んだ品種のいちごは破棄させるなどの行為が出来ないのです。
国際ルールとして、品種登録は最初の販売から4年未満に品種登録をしなければなりません。
しかし、品種を開発した人間が申請料の支払いや手続きを行うのです。
このことが負担となり、品種登録をしないケースも多いことが問題となっています。
まとめ
最近では、産地内で品種改良競争が行われています。
そのため、沢山の品種のいちごが販売されているのです。
この改良は、農家の方々が日々努力をしている証拠。
それを、何も努力をせずに韓国に盗まれるというのは許されない行為ですよね。
現在のところ、解決策はないそうです。これ以上いちごを盗まれないことを願うしかないようです。
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