真っ赤な見た目の鮮やかさや、甘酸っぱさから人気のイチゴ。
そのまま食べても美味しいのですが、練乳をかけて食べたりスイーツに用いられることも多く、好きな方も多いはずです。
1日に6個も食べれば、風邪予防にも効果的という栄養素の高さも魅力ですね。
そんなイチゴですが、それぞれの部位の名称を知っている方は少ないのかも知れません。
イチゴの各名称に関してまとめました。
食べている部分は果実ではない?
イチゴの果実とは、イチゴの表面に付いている小さな粒を指します。
この粒(果実)は、‘痩果(ソウカ)’と言います。
「甘い」と表現され、主に食する部分は、花の中心部分である‘花託(カタク)’だったのです。
本来は大きくならないはずの花託は、痩果を育てるために大きくなったとされています。
この痩果の数が多いと、しっかりと育てるために花託も大きくなり、「大きなイチゴ」となるのです。
この様に、イチゴの果実であるように見える部分は、実際には果実ではありませんでした。
そのため、見た目に紛らわしい植物は‘偽果(ギカ)’という名称で区分されます。
その他の部位の名称
大きく分けると花託と痩果になりますが、細かい部位の名称も紹介します。
まずいちごの花託部分、甘さや酸っぱさを表現される部位は‘果肉’と呼ばれます。
表面の赤い部位は‘果皮’‘皮層’と呼ばれます。
中心部分が固い種類もあるのですが、その白い部位を‘ずい’と呼び、大きなサイズのイチゴでは空洞になっていることも多い中心部分は‘芯’‘中心柱’と呼びます。
また、花託から痩果へ伸びる管を‘維管束(イカンソク)’と呼びます。
これは良く観察すると白く見えていますが、意識をして食べる方はあまり居ないでしょう。
まとめ
イチゴは甘酸っぱさが人気です。
イチゴには3種類の糖分が含まれていることで、自然の甘さを引き出しているのです。
果実ではなくても甘いイチゴは、不思議な植物でもありますね。
練乳などで味を変えても良いですが、まずは自然なイチゴを味わってみてくださいね。
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