さくらんぼは種の発芽率が低く、接木をして育てるのが良いと言われます。
しかも、種のDNAと元の木のDNAは異なるため、食べてみておいしいさくらんぼだったからといって、その種から苦労して育てた時に、同じ味のさくらんぼがならないそうなのです。
では、どうしたらおいしいさくらんぼの木と同じさくらんぼの木を育てることができるかというと、接木がよいそうなのです。
では、接木の方法とはどのようなものなのでしょうか?調べてまとめてみました。
そもそも、接木とは何?
接木とは、親木(おやき)から一部の枝や芽を切り取って、他の木に接ぎ合わせて育てる方法です。
このとき、枝や芽を接ぎ合わせる先の、土台となる木のことを、台木(だいぎ)といいます。
また、親木から切り取った枝のことを穂木(ほぎ)といいます。
台木の種類
アオバザクラという品種は、生育が良く、接木する芽や枝の多くの品種と相性が良いそうです。
コルトという品種もありますが、台木の生育が良すぎ、育てるのが大変なようです。
親木から穂木を切り取る
まず、親木から、たくさん実のなりそうな穂木を剪定ばさみで切り取ります。
そのあと、断面がナイフでまっすぐになるように削るのがポイントで、でこぼこになるのはよくないそうです。
1芽分だけではなく、2芽分は用意しましょう。
また、2月頃に採取し、冷蔵庫にで保管しておきましょう。
台木を切る
3月末ごろになったら、台木をばっさりと切ってしまいます。
付着している土などを落とし、地上10~15cmくらいの高さで切ります。
接木をする
クーラーボックスに入れておいた穂木を取り出し、台木に接ぎます。
接木テープというものがあるので、それで固定し、1か月待つと穂木から芽が出てきます。
台木から出てきた芽は取り、栄養を穂木へ集中させるようにしましょう。
まとめ
接木には、台木、親木を準備し、親木から穂木を採取して台木に接ぐという方法を取るのだということがわかりました。
必要な道具は、冷蔵庫、クーラーボックス、剪定ばさみ、ナイフです。
以上、さくらんぼの接木の方法についてまとめてみました。
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